あるぜんちな丸
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あるぜんちな丸(-まる Argentina Maru)は20世紀に太平洋で活躍した船舶の名前。
初代は世界一周航路の豪華客船として、1939年に竣工したが、1942年に日本海軍に売却されると航空母艦「海鷹(かいよう)」へと改造され、第二次世界大戦終戦後にスクラップされた。
2代目は1958年に竣工し、南米移民船として活躍する。1972年に南米定期航路が廃止されるとともに改装され、名前も「にっぽん丸」に変更される。その後、1977年に引退。
目次 |
[編集] 初代
[編集] 主要諸元
- 設計者 和辻春樹
- 船主 大阪商船株式会社
- 建造 三菱重工業株式会社 長崎造船所
- 船型
- 総トン数 12755トン
- 全長 166.26メートル
- 全幅 21.9メートル
- 喫水 8.6メートル
- 機関 MSディーゼル機関(11気筒、8250馬力)2基
- 最大速力 21.4ノット(改造後は23ノット)
- その他
[編集] 歴史
- 1939年5月31日 世界一周航路の貨客船(第734番船)として竣工する。1等客室101室、特3等103室、3等662室。南米航路(神戸~サントス)に就航。
- 1940年 大阪~大連航路に転属となる。
- 1942年12月9日 海軍省に売却される。
- 1943年11月15日 航空母艦へと改造。「海鷹」と名を変える。(ただし空母としては小型であった為に専ら飛行機輸送船としての任務となった)
- 1945年7月24日 別府湾にて機雷に接触し座礁。28日爆撃を受け着底。
- 1945年11月20日 除籍
- 1948年1月30日 日産サルベージによりスクラップされる。
[編集] 2代
[編集] 主要諸元
[編集] 歴史
- 1958年 竣工
- 1965年 途中ホノルルに寄港する航路に変更される。
- 1972年 南米定期航路の運行終了に伴い豪華客船に改装され、「にっぽん丸」に改名される。詳細は「にっぽん丸」を参照。
- 1977年 引退
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