アラウージョ
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アラウージョことクレメルソン・デ・アラウージョ・ソアレス(Clemerson de Araújo Soares、1977年8月8日 - )は、ブラジル・ペルナンブーコ州カルアル出身、クルゼイロEC所属のプロサッカー選手(フォワード)。
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[編集] 経歴
初めてクラブチームに所属したのは17歳の時で、ブラジル人としては比較的遅い。プロになった当初は体重50kg程度と余りに痩せていた為、大成するとは期待されていなかった。しかし徐々に頭角を現し、強豪ゴイアスECに移籍するとエースとして大活躍。通算136ゴールはチーム歴代トップ、『ゴイアスの至宝』『マタドール』との異名をとり、ブラジル代表にも選出された。2004年、清水エスパルスに入団。この知らせを聞いた当時名古屋グランパスエイトの所属だったウェズレイが、「あんな凄い選手がJリーグに来るのか」と驚嘆したと言う。しかしアラウージョにとって初めての海外でのプレーとなった2004年シーズンは、環境の変化に戸惑い、シーズン途中でスタメンを外される等本領を発揮出来ず、リーグ戦9ゴールと本人にとっても不本意な1年を過ごした。
2005年1月、ガンバ大阪へ完全移籍。不調だった清水時代とは打って変わって、この年アラウージョは獅子奮迅の活躍を見せる。開幕当初は連携に若干戸惑っていたが、中断期間を終えた7月から一気に大爆発。特に再開初戦の東京ヴェルディ1969戦では3ゴール4アシストと驚異的なプレーを見せた。
勢いはそれ以降も続き、重要な試合で次々とゴールを量産。チームをリーグ初優勝に導き、自身も33ゴールを挙げ同年のJリーグ得点王に輝く。前線でトライアングルを形成したフェルナンジーニョ、大黒将志との絶妙なコンビネーションで数多くのアシストも記録し、ガンバサポーターからアラ様と呼ばれるほど人気を博した。しかし家庭の事情やブラジル代表復帰という夢もあり、同シーズンでガンバ大阪を退団することを決意。
2005年12月17日、ガンバでのラストマッチとなった天皇杯5回戦柏レイソル戦でも有終の美を飾る2ゴールを挙げ、ナビスコカップでの6ゴールも合わせて公式戦年間41ゴールを達成。これは中山雅史(ジュビロ磐田)が1998年シーズンに記録した40ゴールを上回るJリーグ新記録。
2位のワシントンに11点差をつける断トツの得点王。合計41得点のなかにPKでの得点は1点も無く、またナビスコカップでも得点ランキング単独トップ。非公式記録ながらアシスト数もJリーグトップと、2005年シーズンは驚異的な成績を残した。この事から、Jリーグ史上最強の助っ人との呼び声も高い。2005年度JリーグアウォーズでもMVPを受賞。最高の1年を過ごした。
国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が2006年1月3日に発表した、世界の主要国内リーグを対象とした2005年の得点ランキングで、アラウージョの33得点が世界一であることが分かった。 しかしJリーグで活躍してもブラジル代表選出は難しいことを悟り、滑り込みでのW杯代表選出を目指してブラジル国内クラブに復帰を決意。 2006年シーズンからはクルゼイロECでプレー。2月1日、ブラジル復帰2戦目となったミナスジェライス州選手権・デモクラッタ戦で2ゴールを決めるなど順調な滑り出しであったが、2月8日の同選手権ヴィラ・ノヴァ戦で右膝を負傷し途中交代。検査の結果、右膝半月板・靭帯損傷の全治7ヶ月の重傷であることが判明。今シーズン中の復帰は難しいとみられる。
[編集] プレイスタイル
日本に来る前のブラジル・ゴイアス時代のアラウージョは、ゴールハンターと言うよりも、どちらかと言えばシャドーストライカーやセカンドストライカー的なポジションだった。日本(特にガンバへ移籍してから)独特のステップをきざむドリブルでディフェンスを突破し、抜群のシュートセンスでゴールを陥れるストライカーへ変貌。細かなテクニックに加え縦へのスピードにも優れ、リターンパスやドリブルなどを用いて中央を突破、精度の高い左足で数多くのゴールやアシストを生み出す。非常に真面目で守備意識も高く、相手DFラインへのチェックも怠らない。
[編集] トピックス
- 大のサムライフリークとして知られる。好きな映画はラストサムライ。テレビゲームの鬼武者はシリーズすべてクリアしている。
- 子供の時にスーパーファミコンをプレーして以来の筋金入りのTVゲームファン。
- アンドレーザ夫人は9歳年下。長男イスラエル君との3人家族。
- 前園真聖がゴイアスでプレーをしていた時期のチームメイト。車での送迎などよく面倒を見てあげていたらしい。
- ピッチの外では物静か。穏やかな性格でファンサービスも欠かさない。
- 吉野家の豚丼が好物。
- 嫌いな食べ物はわさび。
[編集] 所属クラブ
[編集] 個人タイトル
[編集] 代表歴
- ブラジル代表(1998年-1999年、3試合1得点)
- Jリーグ年間最優秀選手
- 2005
-
- 先代:
- 中澤佑二
- 次代:
- Jリーグ得点王
- 2005
-
- 先代:
- エメルソン
- 次代:
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