オマハ級軽巡洋艦
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オマハ級軽巡洋艦 | |
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艦級概観 | |
艦種: | 巡洋艦 |
艦名: | 都市名 一番艦はネブラスカ州オマハに因む |
前級: | チェスター級軽巡洋艦 |
次級: | ペンサコラ級軽巡洋艦 |
性能緒元 | |
排水量 | |
全長 | 556ft 6in |
全幅 | 55ft 4in |
吃水 | |
機関 | |
最大速力 | 35ノット |
航続距離 | |
乗員 | 458人 |
武装 | 6インチ砲:12門 |
3インチ砲:4門 | |
21インチ魚雷発射管:6門 |
オマハ級軽巡洋艦( - きゅう けいじゅんようかん、Omaha class Cruiser)はアメリカ海軍が建造した巡洋艦の艦級。第二次世界大戦に参加したアメリカ海軍の艦艇で最も古く、第一次世界大戦の設計思想だった。
アメリカ海軍は大艦巨砲主義に基く艦隊決戦と日本海軍の新造巡洋艦への対抗を想定してオマハ級を艦隊型偵察巡洋艦、嚮導巡洋艦として建造した。標準的な駆逐艦の武装を上回る6インチ(152mm)砲を搭載し、駆逐艦と同等の35ノットという高速発揮ができ、船体は排水量約7,000トンで555フィート(166.5m)以上長かった。
駆逐艦の高性能・大型化を考慮され、武装は6インチ連装砲が前部に1基、後部に1基。加えて6インチ単装砲が前部と後部の艦舷に左右2基づつの計12門を装備した。類別変更を受けて偵察巡洋艦から軽巡洋艦となった。オマハとミルウォーキーは1918年に建造が開始され、1924年までに完成し、他の同型艦も1920年から建造を開始して1924年から1925年にかけて完成した。
運用を開始すると復元性や移住性の難点が指摘され、戦前から哨戒任務に従事していた。緒戦は日本軍の攻撃を受けたが、ガダルカナル島の攻防など激戦地に投入されることはなく、支援や哨戒に徹して喪失艦なく終戦を迎えた。4本煙突を持つオマハ級は同じ4本煙突を持つ旧式駆逐艦のシルエットと酷似していた。
[編集] 同型艦
- オマハ (USS Omaha, CL-4)
- ミルウォーキー (USS Milwaukee, CL-5)
- シンシナティ (USS Cincinnati, CL-6)
- ローリー (USS Raleigh, CL-7)
- デトロイト (USS Detroit, CL-8)
- リッチモンド (USS Richmond, CL-9)
- コンコード (USS Concord, CL-10)
- トレントン (USS Trenton, CL-11)
- マーブルヘッド (USS Marblehead, CL-12)
- メンフィス (USS Memphis, CL-13)
[編集] 関連項目
- アメリカ海軍艦艇一覧
- アメリカ海軍巡洋艦一覧