クリーブランド・キャバリアーズ
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クリーブランド・キャバリアーズ | |
本拠 | オハイオ州クリーブランド |
アリーナ | クイックン・ローンズ・アリーナ |
創設 | 1970年 |
チーム史 | クリーブランド・キャバリアーズ (1970年-) |
優勝歴 | 0回 |
ファイナル進出 | 0回 |
地区優勝 | 1回(1976年) |
チームカラー | ワイン色、金、ダーク・ブルー、白 |
チームロゴ | バスケットボールを背景にCavaliersというロゴを金の剣が貫いている。 |
クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド市に本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム。略してキャブズとも呼ばれる。イースタン・カンファレンス、セントラル・ディビジョン所属。
目次 |
[編集] 歴史
クリーブランド・キャバリアーズは1970年に創設された。チームが初代監督に迎えたのはビル・フィッチだった。多くの新興チームと同様キャブズも設立後数年は弱小であることを余儀なくされ、1年目は15勝67敗、その後数シーズンも勝率4割に届かない時代が続いた。
5年目の1975-76シーズンにチーム成績は49勝33敗、フィッチは最優秀監督賞を受賞。プレイオフにも初めて進出した。その後勝率は5割前後を行き来し、1979年を最後にフィッチはチームを去ることになった。
1980年代には、新たにオーナーになったテッド・ステピエンが頻繁に監督を交替させ、チーム成績は低迷した。ステピエンはドラフトの1順目指名権をしばしばトレードしようとしたため、リーグは1順目指名権を2年以上連続でトレードしてはならないという規則を設けた。これは「ステピエン・ルール」と俗に呼ばれた。
1983年にゴードン、ジョージのガンド兄弟がチームを買い取ると、チームは回復の準備を整え始めた。1986年にはレニー・ウィルケンズが監督に就任、ドラフトでブラッド・ドアティとロン・ハーパーを獲得。さらにドラフトによりマーク・プライスの指名権を得たキャブズは徐々に上向き始め、1989年には57勝をあげた。しかしこの年のプレイオフでチームは接戦の末シカゴ・ブルズに敗れ、チームは再編を余儀なくされた。
翌シーズン途中でハーパーはトレードされ、以降の数年間チームはプライス、ドアティがチームを牽引した。キャブズは1992年に57勝、1993年に54勝をあげたがプレイオフでは連続でブルズに敗退した。
1993-94シーズンには新たにマイク・フラテロ監督を迎えた。以後数年のキャブズは主力の怪我に悩まされ、1991年に獲得したテレル・ブランドンら好選手がチームを支えた。フラテロ時代のキャブズは、低得点で勝ちを狙う戦術を採用した。チーム成績は勝率5割を越える程度で数年推移し、地味な戦術の結果集客は伸び悩んだ。ロックアウトで短縮された1998-99シーズンにはショーン・ケンプとジドルナス・イルガウスカスを獲得するが勝率は5割を切り、フラテロにとってキャブズでの最後のシーズンになった。
その後数年にわたり、キャブズは監督を毎年交代させた。チームは再び低迷し、勝率は4割以下、2002-03シーズンには17勝65敗まで落ち込んだ。しかしキャブズはこの成績によりドラフト1位指名権を獲得、レブロン・ジェームズを指名した。ジェームズは翌シーズン新人王を受賞した。 2004-05シーズンには一時期プレイオフ争いのイースタン・カンファレンス5位につけていたが 終盤チームは失速8位争いをしていたニュージャージー・ネッツと同じ勝利数で並んだがおしくもプレイオフ進出を逃した。
2005-06シーズンには、1997-98シーズン以来のプレイオフ進出をイースタンカンファレン4位で果たし、1回戦ではワソントン・ウィザーズと対戦した。第5戦、第6戦はオーバータイムにもつれこむ接戦だったが、この2試合とも勝利して4-2でプレイオフ2回戦へと進出した。デトロイト・ピストンズ(この年ホームではわずか3敗しかしていない)と対戦し、1,2戦を落としたが続く3,4,5戦を勝利したが、(敵地の第5戦を含む)、地元での第6戦、そして第7戦を落とした。 この第7戦でキャブスは不名誉な記録2つを記録した。1つはプレイオフ第7戦での最少得点記録(61)、もう1つは試合後半得点23である。 キャブスはNBAファイナルに進んだことのないチームの中で最も創設が古いチームである。
[編集] シーズンごとの成績
Note: 勝 = 勝利数, 敗 = 敗戦数, % = 勝率 %
シーズン | 勝 | 敗 | % | プレイオフ | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
クリーブランド・キャバリアーズ | |||||
1970-71 | 15 | 67 | .183 | ||
1971-72 | 23 | 59 | .280 | ||
1972-73 | 32 | 50 | .390 | ||
1973-74 | 29 | 53 | .354 | ||
1974-75 | 40 | 42 | .488 | ||
1975-76 | 49 | 33 | .598 | カンファレンス準決勝勝利 カンファレンス決勝敗退 |
キャブス 4, ワシントン 3 セルティックス 4, キャブス 2 |
1976-77 | 43 | 39 | .524 | 1回戦敗退 | ワシントン 2, キャブス 1 |
1977-78 | 43 | 39 | .524 | 1回戦敗退 | ニックス 2, キャブス 0 |
1978-79 | 30 | 52 | .366 | ||
1979-80 | 37 | 45 | .451 | ||
1980-81 | 28 | 54 | .341 | ||
1981-82 | 15 | 67 | .183 | ||
1982-83 | 23 | 59 | .280 | ||
1983-84 | 28 | 54 | .341 | ||
1984-85 | 36 | 46 | .439 | 1回戦敗退 | セルティックス 3, キャブス 1 |
1985-86 | 29 | 53 | .354 | ||
1986-87 | 31 | 51 | .378 | ||
1987-88 | 42 | 40 | .512 | 1回戦敗退 | ブルズ 3, キャブス 2 |
1988-89 | 57 | 25 | .695 | 1回戦敗退 | ブルズ 3, キャブス 2 |
1989-90 | 42 | 40 | .512 | 1回戦敗退 | シクサーズ 3, キャブス 2 |
1990-91 | 33 | 49 | .402 | ||
1991-92 | 57 | 25 | .695 | 1回戦勝利 カンファレンス準決勝勝利 カンファレンス決勝敗退 |
キャブス 3, ネッツ 2 キャブス 4, セルティックス 3 ブルズ 4, キャブス 2 |
1992-93 | 54 | 28 | .659 | 1回戦勝利 カンファレンス準決勝敗退 |
キャブス 3, ネッツ 2 ブルズ 4, キャブス 0 |
1993-94 | 47 | 35 | .573 | 1回戦敗退 | ブルズ 3, キャブス 0 |
1994-95 | 43 | 39 | .524 | 1回戦敗退 | ニックス 3, キャブス 1 |
1995-96 | 47 | 35 | .573 | 1回戦敗退 | ニックス 3, キャブス 0 |
1996-97 | 42 | 40 | .512 | ||
1997-98 | 47 | 35 | .573 | 1回戦敗退 | ペイサーズ 3, キャブス 1 |
1998-99 | 22 | 28 | .440 | ||
1999-2000 | 32 | 50 | .390 | ||
2000-01 | 30 | 52 | .366 | ||
2001-02 | 29 | 53 | .354 | ||
2002-03 | 17 | 65 | .207 | ||
2003-04 | 35 | 47 | .427 | ||
2004-05 | 42 | 40 | .512 | ||
2005-06 | 50 | 32 | .610 | 1回戦勝利 カンファレンス準決勝敗退 |
キャブス 4, ワシントン 2 ピストンズ 4, キャブス 3 |
Totals | 1299 | 1621 | .445 | ||
Playoffs | 35 | 55 | .389 |
[編集] 選手
[編集] 殿堂入りした選手
- ウェイン・エンブリー (Wayne Embry)
- ネート・サーモンド (Nate Thurmond)
- レニー・ウィルケンズ (Lenny Wilkens)
[編集] 永久欠番
- 7 ビンゴ・スミス (Bingo Smith)
- 22 ラリー・ナンス (Larry Nance)
- 25 マーク・プライス (Mark Price)
- 34 オースティン・カー (Austin Carr)
- 42 ネート・サーモンド (Nate Thurmond)
- 43 ブラッド・ドーアティ (Brad Daugherty)
[編集] 往年の名選手
- テレル・ブランドン (Terrell Brandon)
- ジム・チョーンズ (Jim Chones)
- ワールド・B・フリー (World B. Free)
- タイロン・ヒル (Tyron Hill)
- スティーブ・カー (Steve Kerr)
- ショーン・ケンプ (Shawn Kemp)
- ボビー・フィリズ (Bobby Phills)
- マーク・プライス (Mark Price)
- キャンピィ・ラッセル (Campy Russell)
- ホットロッド・ウィリアムズ (Hot Rod Williams)
[編集] 現在の所属選手
- シャノン・ブラウン (Shannon Brown)
- ダニエル・ギブソン (Daniel Gibson)
- ドリュー・グッデン (Drew Gooden)
- ラリー・ヒューズ (Larry Hughes)
- ジードルナス・イルガスカス (Zydrunas Ilgauskas)
- レブロン・ジェームズ (LeBron James)
- デイモン・ジョーンズ (Damon Jones)
- ドゥウェイン・ジョーンズ (Dwayne Jones)
- ドニエル・マーシャル (Donyell Marshall)
- アイラ・ニューブル (Ira Newble)
- スコット・ポラード (Scot Pollard)
- エリック・スノウ (Eric Snow)
- アンダーソン・ヴァレジャオ (Anderson Varejao)
- デビット・ウェズリー (David Wesley)
[編集] コーチ、その他
- マイク・ブラウン (Mike Brown)
[編集] 殿堂入り
- ウェイン・エンブリー (Wayne Embry)
- レニー・ウィルケンズ (Lenny Wilkens)
[編集] チーム記録
[編集] 外部リンク
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---|---|
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アトランティック・ディビジョン |
ボストン・セルティックス | ニュージャージー・ネッツ | ニューヨーク・ニックス | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ | トロント・ラプターズ |
セントラル・ディビジョン |
シカゴ・ブルズ | クリーブランド・キャバリアーズ | デトロイト・ピストンズ | インディアナ・ペイサーズ | ミルウォーキー・バックス |
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アトランタ・ホークス | シャーロット・ボブキャッツ | マイアミ・ヒート | オーランド・マジック | ワシントン・ウィザーズ |
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