セイントリアム
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2000年4月13日 |
死没 | 2006年8月22日 |
父 | セイントバラード |
母 | クワイエットダンス |
生産 | エドワード・P・エヴァンズ |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | ウィリアム&スーザン・ウォーレン夫妻 |
調教師 | リチャード・デュトローJr →ボビー・フランケル →リチャード・デュトローJr |
競走成績 | 20戦9勝 |
獲得賞金 | 4,456,995ドル |
セイントリアム(Saint Liam、2000年 - 2006年)はアメリカの競走馬である。ファシグティプトンセールで13万ドル(約1500万円)で購入された。2005年にはGIを4勝し、年度代表馬に選出された。
目次 |
[編集] 戦績
デビューは2003年2月のメイドンで2着。この年は一般競走を中心に使われ9戦3勝と目立った活躍はしていない。重賞にも2度挑戦したがそれぞれ7着、10着と散々だった。
素質が開花し始めたのは2004年。1月の緒戦に勝つとGIIニューオーリンズハンデキャップ、GIIオークローンハンデキャップでGI2勝のピースルールズに敗れるが差のない競馬をする。そして秋にはGIウッドワードステークスで当時のアメリカ最強馬ゴーストザッパーと接戦を演じてクビ差の2着、GIIクラークハンデで初重賞制覇を飾る。
2005年には円熟期を迎え、2月のGIドンハンデキャップではこの年のドバイワールドカップに勝つロージズインメイを下しGI初制覇。その後はリチャード・デュトローJr調教師の違反薬物使用による調教停止の影響で一時的にボビー・フランケル厩舎所属となるなどトラブルにも見舞われたが、スティーヴンフォスターハンデキャップ、ウッドワードステークスとGIを2つ勝ち、屈腱炎で引退したゴーストザッパーに代わり中距離戦線の中心となる。そして1番人気で迎えたブリーダーズカップ・クラシックにも勝利しこの年GI4勝目。エクリプス賞年度代表馬、古牡馬チャンピオンに選出された。また、同馬の活躍により父セイントバラードは2005年アメリカリーディングサイアーに輝いた。この年を最後に引退し、種牡馬となった。
[編集] 主な勝ち鞍
- ドンハンデキャップ
- スティーヴンフォスターハンデキャップ
- ウッドワードステークス
- ブリーダーズカップ・クラシック
[編集] 種牡馬
初年度から115頭の牝馬を集め、順調な種牡馬生活をスタートさせたかに思われた矢先の2006年8月22日、移動中の事故により左後脛骨を粉砕骨折し、搬送された病院で安楽死処分が取られた。唯一の世代となる初年度産駒は早ければ2009年春にデビューする。
[編集] 血統表
セイントリアムの血統 (ヘイルトゥリーズン系/Dr. Fager5×4=9.38% Mahmoud5×5=6.25% Nearctic5×5=6.25%) | |||
父
Saint Ballado 1989 黒鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Hail to Rason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Ballade 1972 黒鹿毛 |
Herbager | Vandale | |
Flagette | |||
Miss Swapsco | Cohoes | ||
Soaring | |||
母
Quiet Dance 1993 芦毛 |
Quiet American 1986 鹿毛 |
Fappiano | Mr.Prospector |
Killaloe | |||
Demure | Dr.Fager | ||
Quiet Charm | |||
Misty Dancer 1988 芦毛 |
Lyphard | Northern Dancer | |
Goofed | |||
Flight Dancer | Misty Flight | ||
Courbette F-No.17-b |
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