ダッカ
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ダッカ(ধাক, Dhaka)はバングラデシュの首都で、国内最大の都市。2001年の人口は9,00万0,022人。バングラデシュ中央部に位置し、ブリガンガ排水路によってダレスワン川に通じる。同国の商業・工業の中心地で、ジュート・綿加工や食品加工などの製造業が行われる。市内にはモスクが700以上ある。ダッカおよびその周辺はきわめて人口稠密であり、しばしばモンスーンの被害を受け洪水にみまわれている。
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[編集] 歴史
ダッカの歴史は9世紀以前に遡るが、ダッカが都市として繁栄したのはムガール帝国ベンガル州の州都となったことによる。当時の名はムガールの皇帝ジャハーンギールにちなみ、ジャハンギール・ナガールといった。1765年よりイギリスの支配下におかれた。パキスタン独立後、1947年東パキスタンの首都となった。1971年にバングラデシュが独立するとその首都となり、現在に至る。以前は Dacca とつづられたことがある。
日本赤軍がパリ行の日航機をハイジャックし、ダッカに着陸させた「ダッカ日航機ハイジャック事件(1977年)」の舞台となった。
[編集] 主な名所
- ダケスワーリー寺院(隠された女神、の意味。ダッカの名はこの神にちなむ)
- バラ・カトラ宮殿
[編集] 教育
ダッカは、ダッカ大学、ダッカ医科大学をはじめとする高等教育機関の所在地でもある。
[編集] 交通
町の主要交通手段はリキシャ(自転車タクシー)である。市内には32万台のリキシャがあるといわれる。交通渋滞の原因となるために、規制が敷かれている。バスも主要交通手段となっており、国営と民間バス会社が運営されている。
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