テイ
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氐(てい)は青海(現在の青海省)周辺にかって存在した民族。(氐は氏の下に-。以下の記事内では全てカタカナでテイと表記する。)チベット系との説がある。
テイは紀元前2世紀ごろから青海で遊牧生活を営んでいた。近くには同じく遊牧を生業とする羌がいた。
西晋が衰亡し、魏晋南北朝時代になり、中国の領内へ匈奴、鮮卑が入り始めるとテイも東へ移動した。
そして成漢、前秦、後涼などの国を建てた。中でも前秦の苻堅は他の諸国を次々と傘下に入れて、華北を統一した。しかし天下統一を狙って興した南征軍が東晋に大敗して、前秦は民族ごとに分裂した。
その後の隋の統一後は漢民族に同化していき、民族としての目立った動きは無くなった。
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