テリー・ウィットフィールド
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テリー・ウィットフィールド(Terry Whitfield, 1953年1月12日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身のプロ野球選手である。ポジションは外野手である。日本では1981年‐1983年に西武ライオンズに所属した。なお、西武での登録名は「テリー」。
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[編集] 来歴
1981年来日し3年間安定して高レベルの成績を残した。大舞台でも強く、1982年のプレーオフ第4戦では2本塁打を放ってリーグ初優勝をもたらし、翌1983年の日本シリーズ第7戦では、7回裏無死満塁のチャンスで西本聖投手から走者一掃の逆転2塁打を放ち、日本一に貢献、シリーズ優秀選手に選ばれた。
初球に強い打者で、その積極性が好成績につながっていた。性格も明るく、優勝後のビールかけの際にはユニークな日本語でインタビュアーに応答していた。
また、幼い頃貧しく野球観戦ができなかった体験を基に、西武ライオンズ球場の年間予約席の一区画をポケットマネーで買い取り、「テリーズ・ボックス」と名づけて恵まれない子供を招待する心遣いや、日本で覚えた「礼」を重んじる精神から、ホームランを打った際、ホームイン後にヘルメットを取って観客席に向かい一礼する、といった優しさや礼儀正しさも多くのファンから共感を得ていた。
1984年以降も引続きプレーする事をファンも西武球団自体も期待していたが、メジャーリーグ復帰を願望し、2年連続の日本一を置き土産に退団、ロサンゼルス・ドジャースに入団しメジャー復帰を果たした。
[編集] 略歴
- 投打 右/左
- 球歴・入団経緯 パロベルディ高 - ニューヨーク・ヤンキース - サンフランシスコ・ジャイアンツ - 西武ライオンズ(1981年-1983年)- ロサンゼルス・ドジャース
[編集] 通算成績
- 374試合 打率.251(1407打数406安打)85本塁打 280打点 13盗塁
[編集] タイトル
- ベストナイン 1981年、1983年
- 日本シリーズ優秀選手 1983年