トップ下
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トップ下(とっぷ-した)とは、サッカーのポジションの一つ。 センターフォワードの選手のすぐ後ろに位置し、パスを出したりシュートを撃ったりして積極的に攻撃に加わるミッドフィールダーのこと。 日本ではトップ下の選手を司令塔の代名詞として受け取りがちだが、ボランチの位置から攻撃を組み立る役割の選手もいる。 イタリアではトレクァルティスタ(『4分の3』の意)、ブラジルではポンタ・ヂ・ランサ(『槍の穂先』の意、ジーコなど。ただしポルトガルではセンターフォワードのこと)、アルゼンチンではエンガンチェ(『攻守をつなぐフック』の意、マラドーナなど)などと呼ばれる。
[編集] 必要とされる能力
トップ下の選手に求められる能力は以下の通りである。
必然的に相手のDFラインと中盤に挟まれるポジションであるため、考える時間とスペースを与えてもらいにくい。 その為相手にボールを奪われる事のないようなボールキープ能力が求められるのはもちろんながら、ボールを受けて前を向くフィジカルやテクニック、及び前を向いてボールを受けるポジショニング技術が必要。
戦術的タクティクスとして、いわゆるつなぎよりも仕上げ(場合によっては局面を打開する)のプレーを要求される、例えばドリブル突破による数的優位を作り出してからの味方へのスルーパスやシュートなど即興的な判断が必要。 選手のタレント性やチームのタイプにもよるが、場合によってはゴール前に頻繁に顔を出すダイナミズムやミドルシュートなどによる得点力などを求められる事もある(近年のトップ下はセカンドストライカーのようなタイプが多い傾向にある)
[編集] 世界の代表的なトップ下のプレイヤー
(カッコ内は所属クラブ名・国籍)
- カカ(ACミラン・ブラジル)
- ジエゴ(ブレーメン・ブラジル)
- ロナウジーニョ(FCバルセロナ・ブラジル)
- フランチェスコ・トッティ(ASローマ・イタリア)
- ファン・ロマン・リケルメ(ビジャレアルCF・アルゼンチン)
- ラファエル・ファン・デルファールト(ハンブルガー・オランダ)
- パブロ・アイマール(レアル・サラゴサ・アルゼンチン)
[編集] 日本の代表的なトップ下のプレイヤー
海外
Jリーグ
コミック
- 大空翼(キャプテン翼)
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