ピティリム・ソローキン
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ピティリム・アレクサンドロヴィッチ・ソローキン(Pitirim Alexandrowitsch Sorokin,1889年1月21日- 1968年2月11日)は、ロシア出身でアメリカで活躍した社会学者。都市、文化、社会学理論など著作は社会学全般に及ぶ。ハーバード大学社会学部の創設者でもある。
[編集] 生涯
サンクトペテルブルク大学で社会学を学び、同大の社会学教授となる。政治分野にも進出し、ロシア皇帝を支持する保守派によって3回投獄された。ロシア革命に参加。アレクサンドル・ケレンスキー政権において大臣になる。しかしボリシェビキ政治を批判し、身の危険を感じ、1922年にアメリカに亡命。1924年-1930年までミネソタ大学教授、1930年よりハーバード大学社会学部初代教授に。同年にアメリカ国籍取得した。パーソンズの理論の批判者としてもしられた。またソローキンの門下からロバート・キング・マートンや、ルーミスなどを輩出した。
[編集] 著作
- 鷲山丈司訳『社会学の基礎理論:社会・文化・パーソナリティ』(内田老鶴圃 1961年)Society,culture and personality :their structure and dynamics.
- 京野正樹訳『都市と農村』(刀江書院 1940年)Principles of rural-urban sociology.
カテゴリ: ロシアの社会学者 | アメリカ合衆国の社会学者 | 1889年生 | 1968年没