フエゴ島
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フエゴ島(Tierra del Fuego)は、南アメリカの南端に位置する島。面積は47,992km²。
西半分をチリ、東半分をアルゼンチンが領有している。気候は概ね寒帯、亜寒帯に属する。西側がフィヨルド状の海岸線であるのに対して、東側は比較的滑らかな海岸線を描く。
太平洋と大西洋を隔て、南アメリカ大陸側とはフェルディナンド・マゼランが世界一周の際に通過したマゼラン海峡、南極大陸側のナバリノ島、オステ島とは、チャールズ・ダーウィンを乗せたビーグル号の経路であるビーグル水道によって隔てられている。なお、南アメリカ南端の岬として有名なホーン岬はこの島の南のホーン島にある。これらの島の更に南極大陸側に荒れ海として悪名高いドレーク海峡がある。
先住民族はインディオの一つであるヤーガン族だが、現在は少数である。本島の厳しい気候の中でも半裸での生活を送っていたヤーガン族の炊いていた火を見て、マゼランが「火の島」と名づけた事がこの島の名前の由来である。
アルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の州都ウシュアイア(人口4万人)は世界最南端の都市であり、当地域は人間が常時居住する地域としては世界最南である。
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