ブルースブラザーズ
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ブルース・ブラザース(The Blues Brothers)は、アメリカ合衆国のコメディアンであるジョン・ベルーシとダン・エイクロイドをフロントメンバーとするR&B/ブルースの音楽バンド。
また、同ユニット出演・ジョン・ランディス監督の同名アメリカ映画『ブルース・ブラザース』(1980年)公開およびその続編『ブルース・ブラザーズ 2000』(1998年)。
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[編集] 概要
米NBCの人気番組サタデー・ナイト・ライブの、同名の人気コーナーのキャストとバンドを背景に、ストーリーをつけて映画化したもの。スラップスティックコメディ、アクション、ミュージカルなどの要素が入り混じる。主演のベルーシとアイクロイドの、ブルースやR&B、ソウルミュージックなどの黒人音楽へのオマージュという側面もある。日本での公開は1981年3月。
メンフィスサウンドの立役者スティーブ・クロッパーを初めとするバンドメンバーと客演ミュージシャンの顔ぶれの豪華さが話題となり、現在でも根強いファンがいる。1998年には続編として『ブルース・ブラザース2000』も製作されたが、既に故人となっていたベルーシとキャブ・キャロウェイ以外のほとんどのキャストが再登場し、またBBキングやエリック・クラプトンなど有名ミュージシャン多数が新たに出演したため話題となった。
また、映画とは若干のメンバー変更はあるものの、「ザ・ブルース・ブラザーズ・バンド」名義で何枚かのアルバムもリリースされている。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、主演の二人らのソックリさん(あまり似ていない)を出演させたストリート・ミュージカル・ショーが、連日上演されている。
黒いスーツ、ネクタイ、靴、レイバンのサングラス(ウェイファーラー)、ソフト帽という格好は、往年のブルースミュージシャン達へのオマージュであったが、さらにMIBやマトリックスのエージェントの格好としてオマージュされている。
[編集] キャスト
- “ジョリエット”・ジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)
- エルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)
- クレオファス・ジェームス牧師(ジェームス・ブラウン)
- カーティス(キャブ・キャロウェイ)
- マット・マーフィの妻(アレサ・フランクリン)
- スティーブ・“カーネル”・クロッパー(スティーブ・クロッパー)
- ドナルド・“ダック”・ダン(ドナルド・ダン)
- マーフ(マーフィ・ダン)
- ウィリー・“トゥービッグ”・ホール(ウィリー・ホール)
- トム・“ボーンズ”・マローン(トム・マローン)
- “ブルー・ルー”・マリーニ(ルー・マリーニ)
- マット・“ギター”・マーフィ(マット・マーフィ)
- ミスター・ファビュラス(アラン・ルービン)
- 謎の女( キャリー・フィッシャー)
- 楽器店店主 (レイ・チャールズ)
[編集] スタッフ
- 監督: ジョン・ランディス
- 製作:ロバート・K・ワイス
[編集] 登場歌
[編集] クレジット
- 製作 ユニバーサルスタジオ
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
シカゴ郊外の刑務所を出所したジェイクと、彼を迎えに来た弟のエルウッドは、兄弟を育ててくれた孤児院に出所の挨拶に行くが、そこで、孤児院が5000ドルの税金を払えないため立ち退きの瀬戸際にあることを知る。孤児院の危機を救うため援助を申し出る二人だが、犯罪で得た汚れた金は要らないと逆に院長に追い払われてしまう。
何とか孤児院を救いたい二人はかつて孤児院で世話を焼いてくれたカーティスに相談すると、ジェームス牧師の移動礼拝に出席することを勧められる。気乗りのしないジェイクをエルウッドが礼拝に無理矢理連れてくると、ジェームス牧師の説話を聞いていたジェイクは突然神の啓示を受ける。「そうだ!バンドだ!」
こうしてふたりは、昔のバンド仲間を探し出しあの手この手でバンドに引き入れ、音楽で金を稼いで孤児院を救う「聖なる任務」に立ち上がったのだが、行く手にはシカゴ中の警官、ネオナチ極右団体、そしてジェイクの命を付けねらう謎の女が待ち受ける。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- ブルース・ブラザーズ (IMDB)
- ブルース・ブラザーズ 2000 (IMDB)
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