ペンタミラー
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ペンタミラーとは一眼レフカメラのファインダー像の正立正像復元の反射光学系にミラーを用いた物。役割や光路はほぼペンタプリズムと同じである。メーカーによってダハミラー、ミラーペンタとも。
ペンタプリズムと比較し
- 長所
- プリズムが光学レンズさながらの精度、品質を要求するのに比べ製造の要求精度が低い
- 中実となるプリズムに比べ中空となるので軽量化が容易
- 短所
- 光学的距離が伸びてしまいファインダー像が暗く、遠い(小さい)
- 単一部品であるプリズムに対し複数部品であることが多いため後々の光軸のずれが生じやすい
特にマニュアルフォーカシングではファインダー像の劣化が致命傷となるため、ハイエンドの製品で用いられることは無い。エントリークラスのオートフォーカス一眼レフカメラ等、コストと軽量化を重視した製品では比較的よく用いられている。
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