マルコムX (映画)
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マルコムX Malcolm X |
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監督 | スパイク・リー |
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製作 | マーヴィン・ワース スパイク・リー |
脚本 | アーノルド・パール スパイク・リー |
出演者 | デンゼル・ワシントン アンジェラ・バセット アルバート・ホール |
音楽 | テレンス・ブランチャード |
撮影 | アーネスト・ディッカーソン |
編集 | バリー・アレクサンダー・ブラウン |
公開 | 1992年11月18日 アメリカ |
上映時間 | 202分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
(■テンプレート/■ノート) |
映画『マルコムX』(Malcolm X)は製作マーヴィン・ワース、スパイク・リー、主演にデンゼル・ワシントンを迎えた1992年製作・公開の映画で、アレックス・ヘイリー著のマルコムXの自伝をベースにしている。
デンゼル・ワシントンはこの映画でアカデミー主演男優賞にノミネートされた(受賞は『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス)。
マルコムXはスパイク・リーの監督作品にしばしば登場し、例を挙げると『ドゥ・ザ・ライト・シング』がある。
目次 |
[編集] キャスト
- デンゼル・ワシントン:マルコムX
- アンジェラ・バセット:ベティ・シャバズ
- アルバート・ホール
- アル・フリーマン・Jr
- デルロイ・リンドー
- ヴィンセント・ドノフリオ
- スパイク・リー
- ケイト・ヴァーノン
- テレサ・ランドル
- ジャンカルロ・エスポジート
- デビ・メイザー
- カレン・アレン
- クリストファー・プラマー
[編集] ストーリー
この映画は攻撃的かつ活発な黒人解放運動家のマルコムXの一生を3つに区切って構成されている。第一のセクションはトラブルまみれであったマルコム・アール・リトル(後のマルコムX)の幼少期であり、映画の中でマルコムXの牧師であった父が攻撃的な黒人差別主義者によって暴行・殺害に至る過程が事細かに描かれ、その後マルコムXがニューヨークのハーレムで白人のように縮れ毛を薬品でまっすぐに伸ばし、白人のような服装に身を包んでハーレムの黒人ギャングのボス的な存在であったウェスト・インディアン・アーチの下で悪事を覚え、その後ボストンに戻り泥棒家業に精を出すようになるまでを描いている。ボストンでマルコムXは親友ショーティ(演じるのは監督スパイク・リー)を作り、二人で若い白人女を抱き、空き巣稼業に精を出したが、逮捕され獄中での姿を描いている。マルコムXは裁判で空き巣と強盗の罪より懲役10年の実刑を宣告されたが、映画では原作通り白人女性と性的関係を持った事でも罪が重くなった、と描かれている。
第二のセクションは獄中で相も変わらず薬品を使って縮れ毛をまっすぐにしてるマルコムXが同じ受刑者のベインズからネーション・オブ・イスラムの存在を知らされ、そして黒人解放運動家として目覚めるまでが描かれている。第三のセクションでは刑期を勤め上げ、出獄してネーション・オブ・イスラムのリーダーであるイライジャ・ムハンマドに出会い黒人解放運動家として頭角を現し、そして師であるイライジャ・ムハンマドの少女強姦事件を知り初めてのメッカにそれまでの『黒人はアフリカに帰れ』という主張から一転して宥和政策に乗り出し、1965年2月21日ニューヨークのハーレムのメッカで暗殺されるまでが描かれている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アメリカ合衆国の映画作品 | 1992年の映画 | 伝記映画