モンタヴァル
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1953年 |
死没 | 1965年 |
父 | Norseman |
母 | Ballynash |
生産 | |
生国 | フランス |
馬主 | Ralph Strassburger |
調教師 | G.ブリグランド(仏) |
競走成績 | 21戦5勝 |
獲得賞金 | 3,221,950フラン 23,095ポンド |
モンタヴァル(Montaval)はフランス産の競走馬・種牡馬。
目次 |
[編集] 来歴
1953年にフランスで生まれる。現役時には1957年にキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを優勝しており、他に1956年の英国ダービーでは2着に入っている。1961年に日本に輸入され種牡馬として供用された。1965年に死亡したが、同年の3歳(旧表記)リーディングサイアーで1位となった。
種牡馬としては短期間の供用に終わったが、八大競走優勝馬2頭を輩出した。また、テスコガビー(母の父)・アイネスフウジン(二代母の父)・メジロドーベル(三代母の父)といったGI(級)競走優勝馬の母系にその名を残している。
[編集] 主な産駒
- ナスノコトブキ (1963年産・NHK杯、菊花賞、朝日チャレンジカップ)
- ニホンピローエース (1963年産・阪神3歳ステークス、皐月賞、阪急杯)
- メジロボサツ (1963年産・朝日杯3歳ステークス、4歳牝馬特別、函館記念)
- モンタサン (1964年産・朝日杯3歳ステークス、セントライト記念、京王杯スプリングハンデキャップ)
- スズガーベラ(1965年産・優駿牝馬2着)
[編集] エピソード
- 詩人で競馬評論家でもあった寺山修司は、モンタヴァルとその産駒の不運な境遇に注目して『モンタヴァル一家の血の呪いについて』というエッセイを残している。彼の晩年に出版された『競馬放浪紀』のあとがきで「私の忘れがたかった馬ベストテン」として10頭の名を挙げているが、そのうち2頭はモンタヴァル産駒(メジロボサツ・モンタサン)であった。
- 司会者のみのもんたの芸名の由来の一つとしてモンタヴァル産駒のモンタサンから取ったとされている。
- 司会者の大橋巨泉はモンタサンの大ファンだった。
- フランス産でのちに日本で供用された種牡馬のムーティエは半弟、パントレセレブルの五代母であるPetite Saguenay(プティットサグネー)は半妹にあたる。
- 気性が悪い産駒が多く、競馬ゲームダービースタリオンでのモンタヴァルのサイアーエフェクト(インブリードで強調される能力)はやはり気性難である。
[編集] 血統表
モンタヴァルの血統 (ブランドフォード系/Blandford3×5=15.62%) | |||
父
Norseman 1940 栗毛 |
Umidwar 1931 鹿毛 |
Blandford | Swynford |
Blanche | |||
Uganda | Bridaine | ||
Hush | |||
Tara 1932 栗毛 |
Teddy | Ajax | |
Rondeau | |||
Jean Gow | Neil Gow | ||
Jane Shire | |||
母
Ballynash 1946 鹿毛 |
Nasrullah 1940 鹿毛 |
Nearco | Pharos |
Nogara | |||
Mumtaz Begum | Blenheim | ||
Mumtaz Mahal | |||
Ballywellbroke 1933 黒鹿毛 |
Ballyferis | Apron | |
Gilford | |||
The Beggar | Le Souvenir | ||
Avonbeg F-No.9 |
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