三菱商事
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 100-8086 東京都千代田区丸の内2-3-1 |
設立 | 1950年4月1日 |
業種 | 卸売業 |
事業内容 | エネルギー、金属、機械、化学品、情報、金融、物流 |
代表者 | 小島順彦(代表取締役社長) |
資本金 | 1,978億18百万円 |
売上高 | 単体:11兆785億円(2006年3月期) 連結:19兆672億円(2006年3月期) |
従業員数 | 5,943名(2006年4月1日現在) |
関係する人物 | 高垣勝次郎、槙原稔 |
外部リンク | www.mitsubishicorp.com/jp/ |
三菱商事株式会社(みつびししょうじ)は、三菱グループの商社(総合商社)である。商社最大手。
目次 |
[編集] 概要
三菱重工業、三菱東京UFJ銀行と並ぶ「三菱グループ御三家」の一つ。三井物産、住友商事と並んで日本を代表する総合商社で、単に「商事」といった場合は三菱商事のことを指すと言うほどである。
終戦後一度は財閥解体により三菱商事は解体されているが、1954年(昭和29)に大合同を遂げることになる。当時の高垣勝次郎社長は同年に発足された「金曜会」の初代世話人にも就任する。1992年6月から6年間、三菱の創業者・岩崎弥太郎の曾孫を妻にもつ槙原稔が社長を務めたことでも話題になった。
全共闘運動が最も盛んだった時代にピース缶爆弾事件が起こされるなど日本の大資本を代表する企業と見られている。
貿易仲介を中心とした口銭を稼ぐビジネスが中心であったが、この10年間に資源開発への直接投資(天然ガスや原料炭)、菱食に代表される食料流通などのバリューチェーンの構築、コンビニエンスチェーンローソンを通じた消費者マーケットの開拓など、川上から川下までの領域にわたっての投資や経営参画を通じて収益を上げる体質変化を遂げ、収益拡大を続けているが、消費の質に関しての視点が経営層にさえ欠如しているという厳しい批判もある。
かつてキャッチフレーズを「ラーメンからミサイルまで」としていた時期があった。これは取り扱い商品の広範囲さを謳ったもので、ラーメンとは日清食品のチキンラーメンのことだった。なお、ミサイルというのは批判を浴びたので、後に「航空機」と変更された。次期防に関し、相変わらず、空防航空機メーカーの代理店契約を急いだが、ロッキードと組むことになったのは、歴史の皮肉ともいえるかも知れない。
[編集] 本社所在地
- 東京都千代田区丸の内2-3-1 (本店登記住所。丸の内オフィス。コーポレートスタッフ部門、エネルギー事業グループ、化学品グループ)
- 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー(品川オフィス。新機能事業グループ、機械グループ、金属グループ、生活産業グループ)
[編集] 上場
[編集] 上場しているグループ会社
証券コード順
[編集] 子会社
[編集] 関連会社
- 2003 日東富士製粉 (東京証券取引所市場第一部)
- 2051 日本農産工業 (東京証券取引所市場第一部)
- 2112 塩水港精糖 (東京証券取引所市場第二部)
- 2216 カンロ (東京証券取引所市場第二部)
- 2366 レオックジャパン (ジャスダック証券取引所)
- 2580 コカ・コーラセントラルジャパン (東京証券取引所市場第一部)
- 2602 日清オイリオグループ (東京証券取引所市場第一部)
- 2612 かどや製油 (ジャスダック証券取引所)
- 2651 ローソン (東京証券取引所市場第一部)
- 2892 日本食品化工 (東京証券取引所市場第二部)
- 3387 クリエイト・レストランツ (東京証券取引所マザーズ)
- 3865 北越製紙 (東京証券取引所市場第一部)
- 5389 日本レヂボン (大阪証券取引所市場第二部)
- 5644 メタルアート (大阪証券取引所市場第二部)
- 8076 カノークス (名古屋証券取引所市場第二部)
- 8103 明和産業 (東京証券取引所市場第一部)
- 8194 ライフコーポレーション (東京証券取引所市場第一部)
- 8228 マルイチ産商 (名古屋証券取引所市場第二部)
- 9873 日本ケンタッキー・フライド・チキン (東京証券取引所市場第二部)
- 9961 エムオーテック (東京証券取引所市場第二部)
以上20社(2006年8月7日現在)
[編集] 関連項目
[編集] 関連企業群
- 旺文社 - 三菱商事の連結対象子会社
- ビーウィズ - 三菱商事の連結対象子会社
- 六甲バター - 三菱商事を筆頭株主としている
- レンタルのニッケン - 三菱商事を筆頭株主としている
- 三菱オート・クレジットリース - 三菱自動車工業等との共同出資。三菱商事の持分法適用関連会社
- 富士産業 - 三菱商事を筆頭株主としている
- 五十鈴 - 三菱商事を主要株主としている
- ディーライツ - 三菱商事の連結対象子会社。映像コンテンツ事業を、全額出資で設立した同社へ移管
- 東邦石油 - 三菱商事の持分法適用関連会社。おもに東海地区で原油・ナフサなどの精製事業などを行っている。出光興産・中部電力との三社合弁
- ディー・エム・ガスステーション(元はダイエーと丸紅の合弁、現在は三菱商事と昭石ダイヤの合弁。)
- 日本リテールファンド投資法人(UBSとの共同出資によるイオン物件の不動産投資信託スキーム)
[編集] 出資該当企業群
[編集] 三菱商事を筆頭株主としている企業
- ダイヤモンドリース
- 日糧製パン
- 旭松食品
- アルビス
- アイ・ティ・フロンティア - 三菱商事系列のシステムインテグレーター
- 北越製紙