京王220系電車
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京王220系電車は京王帝都電鉄京王線で使用されていた電車である。
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[編集] 概要
220系電車は、京王帝都が衝突事故を起こした車両等を復旧工事・改造して作った車両である。京王競馬場線および京王動物園線専用車両として改造された。また、1963年に行われた京王線の昇圧(600V→1500V)にも対応していた。
[編集] 改造
衝突事故を起こした2125系2130号車・2400系2401号車と、区間運転を目的として2400系2409・2410号車が改造して製造された。原型車との最大の違いは片運転台化と、運転台が拡大されて乗務員室扉を設置、その後位の乗降扉が後ろにずらされている点である。
[編集] 外見
- アイボリー色に80mm幅の臙脂(えんじ)色の腰帯を巻く塗装であった。(京王5000系に準ずる塗装である。
- 14m車。
[編集] 側面
- 片開き3扉。
[編集] 歴史
- 1963年事故車であった2130,2401を昇圧対応に改造して誕生。
- 1964年昇圧後に2409,2410を追加改造して誕生。
- 1969年9月29日:京王線へのATS導入に際し、対応改造が困難なため全車引退、廃車。
京王電鉄(京王帝都電鉄)の電車 |
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現用車両 |
京王線系統:9000系・8000系・7000系・6000系 |
井の頭線系統:1000系II・3000系 |
過去の車両 |
京王線系統:5000系・2010系・2000系II・2700系・2600系・1710系 京王電軌・玉南引継車:2502形・2501形・2500形・2400形・2300形・2200形・2150形・2125形・2110形・2000形I・220系 |
井の頭線系統:1000系I・1900系・1800系・1760系・1700系・1660系・1560系・1500系・1400系・1300系・1250系・1200系 |
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