借方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
借方(かりかた, Debit)とは、複式簿記において仕訳(しわけ)を行う場合の左側を指す。
[編集] 含まれる要素
借方には資産の増加、負債の減少、資本の減少、費用の発生が含まれる。
例えば、パソコンを1台購入した場合パソコンの購入代金は資産の増加に当たるので借方に記入される。 この場合パソコンの購入に当てた代金は貸方に計上することになる。
[編集] 呼び方の意味
元々複式簿記は金銭の貸し借りや債権・債務の記帳のために、相手方から見た視点で記録されていた。 そのため借方にはこちらから相手方が借りた分を記載していた。それ故借方と呼ぶようになった。 時代が下り記録する内容が金銭の貸借関係から拡大していくにつれ単なる符号と化した。