北区立西浮間小学校
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西浮間小学校(にしうきましょうがっこう)は、東京都北区にある公立の小学校。通称「西浮小」で、西浮間小学校の生徒は「西浮っ子」と呼ばれる。また、学校教育の一環として、生徒達は「サクラソウ」という植物を1人1鉢栽培している。北区立浮間中学校と隣接している。校舎の老朽化や生徒数の激増に伴い、新校舎の建設計画が進んでいる。2006年、開校47周年を迎える。
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[編集] 沿革
- 1958年 北区立浮間小学校の分校として開校。
- 1959年 北区立西浮間小学校と校名を変え、独立する。
- 2007年 校舎の老朽化や生徒の増加という要因により、新築工事を開始(予定)。
- 2009年 新校舎の竣工・開校(予定)。
[編集] 交通
[編集] 校舎
三階建ての校舎と小型のプレハブがそれぞれ一棟。 ※校舎の老朽化、生徒数の増加によって新校舎の建築が決定している。
[編集] 付帯設備
[編集] 運動用設備
体育館(約1289m²、通常の公立小学校体育館の二倍の広さ)、プール
[編集] 特殊な設備
[編集] 1952年製の車掌車
1952年に製造された。使用不可となったものを、大宮操車場から大型トレーラーで運ばれた。1989年3月にPTAより贈呈される。校庭に設置され、出入り自由である。昔はプラネタリウムに使用されていたが、現在は車内で雑談や読書する事ができる自由空間となっている。
[編集] ポスト
赤い円柱形。正門を入ってすぐの場所にある。1987年に赤羽郵便局から贈呈される。通常のポストのように全国に手紙を送る事は不可能。だが、生徒や教師が学校内専用のはがきに、やはり専用の切手を貼り投函することによって、学校内の別の生徒や教師に手紙を送ることができる(ただし、それは1月の限定期間のみである)。
[編集] 掲揚ポール
1964年の東京オリンピックで使用されたポール。現在は、毎日校旗が掲揚されている。
[編集] 教育目標
- 助け合う子
- よく考える子
- 最後までやりぬく子
- 明るく元気な子
[編集] 授業
国語、算数、社会、理科、家庭、音楽、図画工作、総合、体育、道徳、英会話の他に、フレンド活動という時間もある。
※総合にはパソコンを使用する授業や、学校で栽培しているサクラソウに関する授業も含まれる。
[編集] 行事
[編集] こいのぼり
PTAからの寄付で集められたこいのぼりを、例年5月にPTA役員や生徒達の保護者によって取り付けられる。
[編集] さくら草祭り
例年春に行われている、サクラソウに関する行事。2年生から6年生がサクラソウに関する出し物(踊りや劇等)を行なう。また、1年生はこの行事でサクラソウの鉢を6年生から受け取る。行事の最後には、「さくら草の歌」という歌を全校生徒で歌う。2005年に20周年を迎え、「生命の連続」と刻まれた記念碑が作られる。その記念碑は、正門を入ってすぐの場所にある。
[編集] 展覧会
学芸会を行なった翌年に行われる。生徒達が作成した絵や工作等の作品を体育館で展示し、生徒や地域の人々に公開する。
[編集] 学芸会
音楽会を行なった翌年に行われる。生徒達が自ら台本を考案し、練習を重ねて劇を行なう。
[編集] 音楽会
展覧会を行なった翌年に行なわれる。生徒達が歌や楽器演奏を練習し、発表する。
[編集] 運動会
例年5月に行われる。5月に行われるのは、中学受験生への配慮と思われる。棒倒しや綱引き、ダンス等が行われ、最後は紅白対抗リレーを行なう。生徒数の増加により、2006年度からは隣接している浮間中学校の校庭を使用することとなった。
[編集] 西浮フェスティバル
毎年10月に行われる学園祭。(一年生を除く)各クラスがそれぞれ出し物(劇やゲーム等)を考案し、発表する。ただし、金銭に関わる出店や、衛生上問題のある調理関係の出し物は不可能である。
[編集] 長期間移動体験学習
[編集] 岩井自然体験教室
西浮間小学校では、例年4年生と5年生を一定期間、千葉県の岩井市で体験学習させている。4年生は1泊2日、5年生は3泊4日で行程を行う。2002年度までは4年生は静岡県の鎌倉で学習をしていたのだが、宿泊地として利用していた土地が利用できなくなった(土地を借りていた寺の事情による)為、2003年度からは岩井へ体験学習に行くこととなった。
[編集] 修学旅行
6年生は例年、夏休み中に栃木県で修学旅行を行う。2泊3日で行われる。
[編集] 校歌
1962年9月に制定される。作詞者は土岐善麿、作曲者は渡辺浦人。
[編集] 関連校
- 北区立浮間小学校
- 北区立浮間中学校