北西ハワイ諸島
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北西ハワイ諸島(Northwestern Hawaiian Islands または Leeward Islands)とは、太平洋のほぼ真ん中にあるハワイ諸島のうち、カウアイ島からミッドウェー諸島までの約2,200Kmの距離にわたって連なる、珊瑚礁や岩礁からなる33の島々を指す。総面積は約12.8K㎡で、ミッドウェー諸島以外は大体無人である。
これらの島々を発見したのは1800年代に偶然、浅瀬で座礁したヨーロッパの船である。しかし、1200年以上の間に現地のハワイ人にはすでに知られていたと言われている。考古学的にネッカー島やニホア島辺りには人が7世紀頃に住んでいたと言われている。
北西ハワイ諸島は野生生物の宝庫でクロアシアアホウドリ、ハワイモンクアザラシ、レイサンマガモ、アオウミガメなどの貴重な野生生物が生息している。1909年にミッドウェー諸島とクレ環礁を除くアメリカ内務省の魚類野生生物局が管轄する国立自然保護区に指定された。魚類野生生物局の調査員が時折、訪れる以外は一般人が許可なく立ち入る事は禁止されており、上陸するにしても冷凍殺菌した新しい服装に着替えなければ北西ハワイ諸島に上陸する事」が出来ない。また、船舶もその区域に入る事も、飛行機でさえも上空を飛行する事も禁止されている。唯一、ターン島に魚類野生生物局の基地が設置してあり、リシアンスキー島には研究者のテントが設置してある。
北西ハワイ諸島の島々は:
- カウラ島(Kaula Island)
- ニホア島(Nihoa Island)
- ネッカー島(Necker Island)
- ディサピアリング島(Disappearing Island)
- フレンチフリゲート瀬(French Frigate Shoals)
- ターン島(Tern Island)
- ラペルーズ尖礁(La Percuse Pinnacle)
- セント・ロガシアン礁(St.Rogatien Bank)
- ブルックス礁(Brooks Banks)
- ガードナー尖礁(Gardner Pinnacle)
- ライタ礁(Raita Bank)
- マロ礁(Maro Bank)
- ノロ礁(Noro Reef)
- レイサン島(Laysan Island)
- パイオニア礁(Pioneer Bank)
- ネバ瀬(Neva Shoal)
- リシアンスキー島(Lisianski Island)
- サーモン礁(Salmon Bank)
- パールアンドハームズ礁(Pearle and Hrmes Reef)
- サウスイースト島(Southeast Island)
- ガンビア瀬(Gambia Shoau)
- ミッドウェー環礁(Midway Atoll)
- クレ環礁(Kure Atoll)
- グリーン島(Green Island)
- ハンコック礁(Hancock Bank)
ミッドウェー環礁以外はハワイ州に属している。
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