名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
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名探偵コナン映画作品 | ||
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通番 | 題名 | 公開年 |
第1作 | 時計じかけの摩天楼 | 1997年 |
第2作 | 14番目の標的 | 1998年 |
第3作 | 世紀末の魔術師 | 1999年 |
第4作 | 瞳の中の暗殺者 | 2000年 |
第5作 | 天国へのカウントダウン | 2001年 |
第6作 | ベイカー街の亡霊 | 2002年 |
第7作 | 迷宮の十字路 | 2003年 |
第8作 | 銀翼の奇術師 | 2004年 |
第9作 | 水平線上の陰謀 | 2005年 |
第10作 | 探偵たちの鎮魂歌 | 2006年 |
『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』(めいたんていコナン ひとみのなかのあんさつしゃ)は、2000年4月22日に公開された、劇場版「名探偵コナン」シリーズの第4作。興行収入は25億円。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
現職警察官が相次いで射殺される事件が発生する。コナン達も捜査しようとするが、警察は極秘事項があるらしく、小五郎にも黙秘する。そんな最中白鳥刑事の妹の結婚披露パーティで佐藤刑事が撃たれる。現場に居合わせた蘭は、自分が明かりをつけたせいで佐藤刑事が撃たれたことにショックを受け、失神する。心配して駆けつけたコナンであったが、意識を取り戻した蘭は、記憶喪失になっていた……。
[編集] 概要
- メインヒロインである毛利蘭が記憶喪失に陥る、レギュラーである佐藤刑事が撃たれて重傷、いつもコナン達の強い味方となっているはずの警察に対して疑心が沸く展開など、映画らしい大きく冒険したコンセプトとなっている。
- また、物語の終盤、コナンが蘭に対してほぼ告白と言える(映画の特番でもそう言われていた)発言をしている。ただし小五郎とプロポーズの言葉が一緒だったため、記憶を取り戻させるための術だと見られて終わってしまった。
- これだけ様々な大胆な展開を本作は繰り広げているものの、舞台自体はほとんど地元が中心で非常に狭い(よくてトロピカルランド)ために、前作品のようなインパクトが無かった。それ故、話題に上がることは非常に少ない。
- 冒頭ではトロピカルランドで新一と蘭の二人がデートしているシーン(恐らく第一話でジェットコースターに乗る以前のエピソード)がある。
- このように、本作はある意味一作目以来で、新一と蘭の関係を改めてピックアップ(見直しした)作品だと言える。
- また本作品では、親子・兄弟の関係が非常に複雑に絡み合っている作品でもある。
- なお、故塩沢兼人が演じる白鳥刑事は、この映画が最後である。以降は井上和彦(本作のゲストの一人風戸京介を演じている)に引き継がれた。
[編集] 登場人物
- 江戸川コナン:高山みなみ
- 毛利蘭:山崎和佳奈
- 毛利小五郎:神谷明
- 工藤新一:山口勝平
- 鈴木園子:松井菜桜子
- 小嶋元太:高木渉
- 円谷光彦:大谷育江
- 吉田歩美:岩居由希子
- 灰原哀:林原めぐみ
- 阿笠博士:緒方賢一
- 妃英理:高島雅羅
- 目暮警部:茶風林
- 白鳥警部:塩沢兼人
- 高木刑事:高木渉
- 佐藤刑事:湯屋敦子
- 千葉刑事:千葉一伸
- 栗山緑:百々麻子
(以上の人物については、名探偵コナンの登場人物を参照)
- 仁野環:深見梨加
- 友成真:森川智之
- 小田切敏也:江川央生
- 友成警部:大山高男
- 奈良沢修刑事:島香裕
- 芝陽一郎刑事:山野井仁
- 仁野保:内田直哉
- 白鳥沙羅:大原さやか
- 晴月光太郎:中田浩二
- 風戸京介:井上和彦
- 小田切敏郎:中田浩二