土曜ドラマ (NHK)
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土曜ドラマ(どようどらま)は、NHK総合テレビで1975年10月から断続的に1998年3月まで放送され、かつ2006年1月14日から新設した連続ドラマ枠のタイトルでもある。
通常クールごとに区切るドラマの定型と違い、一話完結をはじめ数話で終わる形式である。
目次 |
[編集] 歴史
4月~9月間の休止をはさむ形をとり1984年に枠としての放送は一時終了。その後1988年から断続的に放送されることに。
[編集] 2006年以降
土曜日では以前から、「ドラマ人間模様」、あるいは「NHKドラマ館」といった連続ドラマ枠を設けていたことがあったが、今回の土曜ドラマは、一連のNHKの不祥事からの経営再建を目指す一環で行う番組編成の大改編に伴って新設されるもので、これまで放送された「サタデースポーツ」などに替わり、2006年3月末までは、毎週土曜22:00~22:58(JST)に放送されていたが、「マチベン」のスタートした2006年4月8日からは、土曜日の「NHKスペシャル」が廃枠になったのと、23時台に韓国ドラマを戻すため、1時間早まった21:00~21:58へ移動し現在に至る。
プロ野球中継があり、延長される場合は、時間の繰り下げや、翌週等に順延されることもある。実際、2006年4月22日の「マチベン」は21:45からスタートしたり(この時は編成上45分ずらされていたが、試合が早く終わったため、遅延や休止になることも無く、予定通りに放送された)、同年5月27日の「ディロン~運命の犬」は休止された経緯がある。
しかし、「氷壁」開始当初から、視聴率面では芳しくなく1ケタ台を推移しているが、作品により2桁を獲得するものもある。
基本的な流れとしては、「月曜ドラマシリーズ」(2005年3月で一旦終了。その後「月曜劇場」として当初1クールごとに、「きよしとこの夜」との交代形式で放送する予定で、7月に「ジイジ2」を放映)を引き継ぐ形を取り、ホームドラマや社会派サスペンスなどを放映する。
2006年9月頃から、直後の番組「つながるテレビ@ヒューマン」のフライングスタートが取りやめられ、新聞のテレビ欄は、21:00~22:00までの番組となっているが、放送時間は従前通り21:58までで、21:58~22:00までの2分間は、ステーションブレーク(フィラー)として番組宣伝などを放送している。
[編集] 放映作品
[編集] 1975年
[編集] 1976年
[編集] 1977年
- サスペンスシリーズ『閃光の遺産』、『高層の死角』、『轢き逃げ』、『暗い落日』
- 山田太一シリーズ『男たちの旅路』第2部(全三話)
- 城山三郎シリーズ『堂々たる打算』(ドラマ人間模様で放送されたものの再編集)
- SFシリーズ『およね平吉時穴道行』、『終りなき負債』、『もしも・あの時』
- 松本清張シリーズ『最後の自画像』、『依頼人』、『たずね人』
- 山田太一シリーズ『男たちの旅路』(第3部、全三話)
[編集] 1978年
- 高橋玄洋シリーズ『虹の花』(全三回)
- 田向正健シリーズ『優しい時代』(全二話)
- 懐かしの名作シリーズ『兄とその妹』、『出来ごころ』、『人情紙風船』
- 鎌田敏夫シリーズ『十字路』(第1部、全三話)
- 松本清張シリーズ『天城越え』、『虚飾の花園』、『一年半待て』、『火の記憶』
- 鎌田敏夫シリーズ『十字路』(第2部、全三話)
[編集] 1979年
- 向田邦子シリーズ『阿修羅のごとく』(全三話)
- サスペンスドラマシリーズ『死にたがる子』、『血痕追跡』、『四角な船』
- 『失楽園'79』
- 浪花人情シリーズ『大阪親不孝通り』、『大阪発-あした』
- 山田太一シリーズ『男たちの旅路』(第4部、全三話)
- 城山三郎シリーズ『素直な戦士たち』
[編集] 1980年
- 向田邦子シリーズ『阿修羅のごとくパート2』(全三話)
- 橋田壽賀子シリーズ『離婚』(全三話)
- 松本清張シリーズ『天才画の女』
- 戦後史実録シリーズ『空白の900分-国鉄総裁怪死事件-』(全2話)、『暁は寒かった』
- 中島丈博シリーズ『さらばきらめきの日々』、『魂の夏』」
[編集] 1981年
- 向田邦子シリーズ『蛇蠍のごとく』
- 女性シリーズ『わが青春のブルース』、『踊る』(全二話)
- 市川森一シリーズ『君はまだ歌っているか』
- 山田太一シリーズ『タクシー・サンバ』(全三話)
- 城山三郎シリーズ『価格破壊』
[編集] 1982年
- 松本清張シリーズ『けものみち』
- 『大阪ドン・キホーテ』
- 五木寛之シリーズ『横浜物語』(全三回)
- 『遠雷と怒濤と』(全?回)
- 『噂になった女たち』(全三回)
- 『私の父の反乱』
- 『希望』
- 『翔べ!南十字星号』(全三回)
[編集] 1983年
- 『追跡』
- 『白き抗争』
- 『欲望』(全三回)
- 『日だまり』
- 『波の塔』(全三回)
- 『話すことはない』
- 『華族の女』(全二回)
- 『わたしの名は女です』(全二回)
[編集] 1984年
- 『青春スクランブル』(全三回)
[編集] 1993年
- 『私が愛したウルトラセブン』第1部「夢で逢った人々」
- 『私が愛したウルトラセブン』第2部「夢見る力」
[編集] 1994年
- 『秋の一族』
[編集] 1998年
- 『風になれ鳥になれ』
[編集] 2005年
- 『クライマーズ・ハイ』
[編集] 2006年
- ※当初は月曜劇場枠で同年1-3月の10回シリーズでの放送を予定していたが、当枠の新設に伴い変更された
- 『繋がれた明日』(3月4日 - 3月25日 全4回)
- 『マチベン』(4月8日 - 5月13日 全6回 江角マキコ主演)
- 『ディロン~運命の犬』(5月20日 - 7月1日 全5回 樋口可南子主演)
- 『人生はフルコース』(7月8日 - 7月22日 全3回 高嶋政伸主演)
- 『新・人間交差点』(8月19日 - 9月2日 全3回 仲代達矢主演)
- 『クライマーズ・ハイ』(9月30日、10月7日 再放送 全2回)
- 『魂萌え!』(10月21日 - 11月4日 全3回 高畑淳子主演)
- 『ウォーカーズ~迷子の大人たち』(11月11日 - 12月2日 全4回 江口洋介主演)
[編集] 2007年
[編集] 外部リンク
- NHKは何を伝えてきたか - NHKテレビ番組の50年
- NHKドラマホームページ
- ドラマの歴史 - 「シリーズもの」→「土曜ドラマ」に作品一覧
[編集] 番組の変遷
NHK総合 土曜日22時台(2006年1月~3月) | ||
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前番組 | 土曜ドラマ | 次番組 |
サタデースポーツ | つながるテレビ@ヒューマン (23時台から移行、1時間繰り上げ) |
|
NHK総合 土曜日21時台(2006年4月以降) | ||
NHKスペシャル | 土曜ドラマ (1時間繰り上げ) |
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