宮崎交通
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | 宮交 |
本社所在地 | 880-0902 宮崎県宮崎市大淀4丁目10番 |
電話番号 | 0985-51-5151 |
設立 | 1926年4月22日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 乗合バス事業、観光・レジャー事業、旅館業、航空代理店業他 |
代表者 | 代表取締役社長 塩見修 |
主要株主 | 宮交ホールディングス 100% |
関係する人物 | 岩切章太郎(創業者、初代社長)、渡辺綱纜、三國連太郎(出身者) |
宮崎交通(みやざきこうつう)は、宮崎県を中心にバスを運行する事業者である。
「宮崎県観光の父」である岩切章太郎により、1926年4月22日に設立。昭和30年代から40年代にかけての新婚旅行ブームの中核企業として発展するも、その後の観光宮崎の衰退、その他経営上の問題により収支が悪化し、2005年に産業再生機構の支援を受けることが決定した。
目次 |
[編集] バス事業
[編集] 営業所
- 貸切高速自動車営業所(宮崎市)--高速バス予約センター
- 中央自動車営業所(宮崎市)--西都管理所・高鍋管理所
- 宮崎自動車営業所(宮崎市)--日南管理所
- 延岡自動車営業所(延岡市)--高千穂管理所・日向管理所
- 都城自動車営業所(都城市)--小林管理所
[編集] 支店
- 宮交シティ支店
- 宮崎支店
- 宮崎駅前発売所
- 県庁トラベルセンター
- 国富支店
- 綾発売所
- 都城支店
- 延岡支店
- 高千穂支店
- 日向支店
- 日南支店
- 西都支店
- 高鍋支店
- 小林支店
- 串間支店
[編集] 主なバスターミナル
- 宮交シティ(宮崎市)
- 宮崎駅前(宮崎市)
- 宮崎空港(宮崎市)
- 西都バスセンター(西都市)
- 高鍋バスセンター(高鍋町)
- 油津駅前バスセンター(日南市)
- 串間駅(串間市)
- 延岡駅前バスセンター(延岡市)
- 延岡駅(延岡市)・・・・・単なる小バス停
- 日向バスセンター(日向市)・・・・・廃止
- ロックタウン日向(日向市)
- 高千穂バスセンター(高千穂町)
- 都城駅(都城市)
- 西都城駅前バスセンター(都城市)
- 小林バスセンター(小林市)
[編集] 宮交バスカ(ICカード乗車券)
ICカード式乗車カード「宮交バスカ」を導入している。詳細は同項目を参照。
[編集] フリーパス
大人2000円、中高生1500円、子供1000円のワンデーフリーパスを販売している。 一日乗り放題だが、高速バスなど一部のバスには乗れない。
- 2000年?にユースホリデーパス、ホリデーパス(当時は休日のみ)を導入。
- 2004年頃に休日のみだったユースホリデーパスを平日も使えるようにした。
- 2005年8月から他のフリーパス(宮崎・日南海岸フリー、宮崎・綾フリーきっぷは廃止、こどものくにわくわくきっぷは販売を中止)を廃止し、ワンデーフリーパスとして発行。
[編集] 一般路線バス
宮崎県内の全市町村に路線を持つ。車体は白地に青、薄青のストライプ塗装である。
また、宮崎地区においては、1986年4月からすべての路線に行先番号がつけられている。2005年8月のダイヤ改正では若干の変更があった。行先番号の概要は次のとおり。
- 1桁・2桁 - 市内線
- 100番台 - 高鍋方面
- 200番台 - 西都方面
- 300番台 - 綾・国富方面
- 400番台 - 高岡方面
- 500番台 - 青島方面
- 600番台 - 宮崎大学方面
- 700番台 - 中野経由清武町内方面
- 800番台 - 田野・黒北方面
[編集] 高速・特急バス
一般路線と同じ白地に青、薄青の塗装だが、塗り分けは一般路線バスとは異なっている。
- 高速バス
- 特急バス
- 廃止路線
- 宮崎~大阪「夜行高速あおしま号」
- 延岡~大阪「夜行高速ひえつき号」
- 延岡~高千穂~高森「特急ひのくに号」
- 南宮崎(宮交本社前)~延岡~重岡~大分~別府「ゆけむり号」「はまゆう号」(大分バスと共同運行。南宮崎⇒別府は「ゆけむり号」、別府⇒南宮崎は「はまゆう号」と名称が変わる。)
- 日南~南宮崎(宮交本社前)~延岡~高千穂「特急いわと号」
- 南宮崎(宮交本社前)~高千穂「特急雲海号」
- 日南~南宮崎(宮交本社前)~延岡「特急しろやま号」
- 都城~宮崎(宮崎営業所)~延岡「特急もちお号」
- 南宮崎(宮交本社前)~延岡「特急ごかせ号」
- 南宮崎(宮交本社前)~細島カーフェリーターミナル「特急日向路号」
- 宮崎(宮崎営業所)~都城「特急朝霧号」
- 宮崎(宮崎営業所)~都城~丸尾「特急きりしま号」
- 宮崎(宮崎営業所)~日南「特急くろしお号」
- 宮崎(宮崎営業所)~串間「特急しおかぜ号」
- 宮崎(宮崎営業所)~宮崎空港~都井岬「特急岬号」
- 宮崎空港~宮交シティ~小林~えびの高原~林田~丸尾「特急りんどう号」
- 宮崎(宮崎営業所)~宮崎空港~高速道~小林「快速、のちに特急」
- 宮崎(宮崎営業所)~高速道~田野~日南「快速」
- 宮交シティ~宮崎空港~一ツ葉道路~延岡「快速」
- 高鍋→宮崎空港「特急」
- 西都(一般道経由)→宮崎空港「特急」
[編集] 定期観光バス
5種類のコースがある。
[編集] 定期観光バス
平成18年9月1日現在 高千穂コースと日南海岸コースの2種類がある。
[編集] 鉄道事業
1962年までは鉄道事業を行っていた。詳しくは宮崎交通線の項を参照。
[編集] その他の事業
観光施設として「こどものくに」等を経営するほか、保険事業、航空事業(全日空宮崎地区総代理店・元日本エアシステム宮崎地区総代理店)を行っている。全日空の総代理店では、名古屋鉄道と並び全日空に社外取締役を輩出するなど有力総代理店として、市内での営業業務・空港でのハンドリング業務を展開している。「サボテンハーブ園」は平成17年3月31日に営業を終了 また、霧島サービスエリアの事業も行っている。
[編集] 歴代社長
代 | 氏名 | 備考 |
---|---|---|
初 | 岩切章太郎 | 全日本空輸取締役兼務 |
2 | 岩切省一郎 | |
3 | 岩満栄策 | |
4 | 岩切達郎 | |
5 | 中村彰利 | 産業再生機構常務兼務 |
6 | 塩見修 | 全日本空輸出身・現職 |
[編集] 外部リンク
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