家庭教師ヒットマンREBORN!
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『家庭教師ヒットマンREBORN!』(かてきょーヒットマンリボーン!)は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)2004年26号より連載中の、天野明作の少年漫画作品。(タイトルの『家庭教師』の読みは「かてきょー」。「かていきょうし」の読みは誤り)。略称「リボーン」。
本作連載以前に発表した、プロトタイプにあたる同タイトルの読切(「週刊少年ジャンプ」2003年51号掲載)が存在する。
2006年10月7日より、テレビ東京系列にて毎週土曜午前10時30分よりテレビアニメ放映中。
目次 |
[編集] 概要
一話完結のギャグ漫画であったが、62話以降はバトル漫画としての傾向が強くなってきている。準主人公の沢田綱吉(通称ツナ)の心の成長を描いた成長物語やその周囲の人々との助け合いの一面も併せ持っている。
マフィアを題材としているため、固有名詞としてイタリア語やイタリアゆかりのものを取り入れている。一部のキャラクターにはイタリアの自動車会社や車名などに関連したネーミング(ランボ=ランボルギーニ 、ビアンキ=アウトビアンキ 、ディーノ=フェラーリ DINO、エンツィオ=エンツォ・フェラーリ 、ロメオ=アルファ・ロメオ、ランチア=ランチアなど)がされており、各キャラクターの通称・通り名やモチーフとなっている「牛」「毒サソリ」「跳ね馬」などは名前の由来となった自動車会社のロゴマークからとっている。
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 1話~61話
運動も勉強も苦手で何事もすぐに諦めてしまう、うだつのあがらない少年・沢田綱吉(通称ツナ)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマン(殺し屋)を名乗るリボーンという名の赤ん坊。リボーンの目的はツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーのボスとして立派に育て上げること。リボーンは頭を打ち抜かれた者が文字通り死ぬ気になり、打たれる直前に後悔したことを死ぬ気で頑張ってしまうという「死ぬ気弾」を使いツナをマフィアのボスに相応しい人間とすべく「教育」を始める。
[編集] 62話~81話
並盛中生が隣町の黒曜中生に襲撃される事件が続発。当初は単なるケンカだと思われたが、事件を洗ううちに、敵はマフィアを追放された脱獄囚で、ボンゴレ10代目であるツナを狙っているとわかる。事の重大さに戸惑うツナだったが、先に敵地に向かい消息不明になった雲雀と人質になった情報屋フゥ太を助け出すため、一路黒曜中のアジトへ向かう。
[編集] 82話~
黒曜中との戦いが一段落してしばらくが過ぎた頃、ツナは街中で長髪の剣士と小柄な少年の戦いに巻き込まれる。その少年バジルが持っていた指輪「ハーフボンゴレリング」は、ボンゴレファミリーの後継者の証である重要なアイテムだった。指輪の守護者に選ばれたツナら7人は、同じくボス候補のXANXUS(ザンザス)率いるボンゴレ最強独立暗殺部隊ヴァリアーと、ボンゴレ10代目後継者の座を賭けた一対一のバトルを始めることになる。
[編集] 登場人物
[編集] 主人公
- リボーン(声:ニーコ)
- 身長、体重不明。10月13日生まれ。
- 殺し屋兼ツナの家庭教師の赤ん坊。黒い帽子にスーツという出で立ちで、帽子には形状記憶カメレオンのレオンを乗せている。「アルコバレーノ」と呼ばれる、マフィア界最強の7人の赤ん坊のうちの一人であり、その証として黄色のおしゃぶりを持つ。元々は名うてのフリーの殺し屋(ヒットマン)で、イタリアンマフィアのボンゴレファミリーのボスであるボンゴレ9代目からの依頼を受け、ツナを10代目ボスにしようと文武共に厳しく鍛えている。死ぬ気弾の使い手。変装を得意とし、ツナ以外の人間から正体を見破られることはまずないらしい。銃はチェコ製のCz75のファースト(アニメ版では、レオンが銃に変身)。
- レオン
- リボーンが帽子の上に乗せているペットの形状記憶カメレオン。形状記憶の能力を持ち、目にした事があるものなら自分のサイズで何にでも変身することが可能。ただし、尻尾が切れると形状記憶の制御ができなくなり、次から次へとランダムに変身してしまう。また、「死ぬ気弾」はボンゴレ特製の素弾がレオンの体内で三日寝かされて出来るものである。
- リボーンの生徒に試練が訪れると繭になり、新兵器を生み出す。
- 沢田綱吉(さわだ つなよし)/ツナ(声:國分優香里)
- 身長156cm、体重45kg。10月14日生まれの天秤座。血液型はA型。
- 並盛中学校2年生。勉強も運動も苦手で何をやらせても冴えないため、幼い頃から周囲に「ダメツナ」と呼ばれ、ヘタレ扱いされている。
- 日本へ渡ったボンゴレファミリー初代ボスの末裔で、ファミリーから10代目ボスの候補者に選ばれるが、頑なに拒んでいる。普段は極めて弱気でビビリ屋だが、リボーンの放つ「死ぬ気弾」や「小言弾」の使用時には、驚異的な潜在能力を発揮。「ブラッド・オブ・ボンゴレ(ボンゴレの血=ボンゴレファミリー・ボスの血筋)」のため超直感という常人を遥かにしのぐ直感力を持っており、死ぬ気状態でなくても時折その能力を垣間見せることがある。一見すると頼りないように見えるが、面倒見が良くしっかりした所もある。仲間を思う気持ちが強く、その思いが時に実力以上の力を引き出す原動力となる。
- 武器は死ぬ気の炎を灯して操ることが出来る「X(イクス)グローブ」。
- ボンゴレファミリーボスの証である「大空のリング」の所持者となる。
[編集] ツナのファミリー
ほとんどが並盛中学在籍の同年代の少年で構成されている次期ボンゴレボスのファミリー。正式なファミリーもいるが、リボーンが勝手に引き込んだため未だに事情に通じていない者も多い。リング争奪戦ではツナを守護する幹部として、各自ボンゴレファミリーの幹部の証であるハーフボンゴレリングを家光から手渡されている。
- 獄寺隼人(ごくでら はやと)(声:市瀬秀和)
- 身長172cm、体重59kg。9月9日生まれの乙女座。血液型はB型。
- イタリアから来日した、ボンゴレファミリー所属の現役マフィア(伊日ハーフ)。いつも吸っている煙草を火種に、体の至る所に隠し持ったダイナマイトを武器とすることから「スモーキン・ボム」の異名を持つ(アニメ版では「ハリケーン・ボム」となっており、ダイナマイトは自動発火する仕組に変更)。
- 実はイタリアの大富豪マフィアの御曹司であり、かなり成績優秀だが、美術は苦手。モーター音が聞き取れるほど、聴覚が優れている。城での生活に嫌気が差し、自力でマフィアとなるべく家出をした過去がある。幼少期にポイズンクッキングを食べさせられ続けたトラウマから異母姉のビアンキが大の苦手で、視界に入るだけで腹痛・失神を起こしてしまうが、顔の一部が仮面やゴーグルなどで隠れていれば平気なようである。並盛中に編入し、ツナの実力を試すための勝負を仕掛けるが、自らの攻撃によって窮地に立たされたところを逆に救われて以来、ツナをボスに相応しいと認め、「10代目」と呼んで慕い、その右腕を自称する。気に入らない相手には誰彼構わずケンカ腰になり、トラブルを引き起こす事が多い。
- 家光によって「嵐のリング」の所持者に選ばれる。
- 山本 武(やまもと たけし)(声:井上優)
- 身長177cm、体重63kg。4月24日生まれの牡牛座。血液型はO型。
- ツナの友人で補習仲間。野球部で1年生からレギュラーを務めるなど、運動神経抜群。人望も厚く、男女問わず人気者。気楽な性格でいつも笑顔を絶やさないが、かなりの負けず嫌い。野球への熱意は並々ならぬものがあり、一度野球の動作に入ると例え子供の遊びでも加減ができなくなるほどである。腕の怪我で野球を諦め自殺しようとしたところをツナに助けられ、それをきっかけとしてツナと親友になる。
- リボーンに気に入られ、ボンゴレファミリーの一員となるが、マフィアに関してはさっぱり理解しておらず、加えて関連の騒動を遊びだと思うなど、天然気味でもある。実家は寿司屋「竹寿司」。殺しの剣技「時雨蒼燕流(しぐれそうえんりゅう)」を父から継承する。
- 武器は変形刀の「山本のバット」と「時雨金時」。
- 家光によって「雨のリング」の所持者に選ばれる。
- ランボ(声:竹内順子(子供)/津田健次郎(大人))
- 身長42cm、体重不明。(子供)5月28日生まれ。血液型はA型。
- 自称5歳の子供の殺し屋。イタリアの中小マフィア・ボヴィーノファミリーの一員。ブドウとアメ玉が大好物。ボヴィーノの刺客としてリボーンを殺すために日本へやってきたが、リボーンにまったく相手にされない上に目的すら忘れているようで、現在は沢田家に居候中。落ち着きが無く、よくおバカな行動を取る上に泣き虫な性格のため、多くの周囲の者からは鬱陶しがられている。「電撃皮膚(エレットゥリコ・クオイオ)」という特殊体質のため、電撃を受けてもダメージが少ない。
- 我慢が限界を越えると、最後の手段として「10年バズーカ」を自らに撃ち10年後の自分(通称「大人ランボ」)と入れ替わる。10年後のランボはハンサムで紳士的な伊達男だが、泣き虫なのは相変わらず。更に10年後の姿で更にバズーカを撃つと、20年後の自分と入れかわることが出来る。20年後のランボは子供ランボや大人ランボとは同一人物に思えないほど強く頼もしい。
- 武器は頭に装着している角で、必殺技は「電撃角(エレットゥリコ・コルナータ)」。
- 家光によって「雷のリング」の所持者に選ばれる。
- 笹川了平(ささがわ りょうへい)(声:木内秀信)
- 身長168cm,体重59kg。8月26日生まれの乙女座。(男が乙女は変だと言い、勝手に拳闘士(ボクシング)座をつくった。)血液型はA型。
- 並盛中学3年生でボクシング部主将で、京子の兄。「極限」が行動原理で口癖のため、「常時死ぬ気男」と称される(リボーンに死ぬ気弾を撃たれた事があるが、常にそのような状態のため普段と変わらなかった)ほどの熱血漢。生粋のボクシング馬鹿で、全ての物事をボクシングに繋げて考え、素質のある者を見ればすぐさまボクシング部へ勧誘する。リーダー気質で2年生の頃からボクシング部の主将であったり学校行事を仕切ったりしており、しばしば周囲を巻き込み自分の意見を強引に押し通す事が多い。額の傷は、小学生の頃に了平を敵対視する中学生数人から袋叩きにあった時につけられた物である。ケンカの話になるとすぐに心配する京子を気遣うなど、兄らしい一面も持つ。
- リボーンに気に入られ、ファミリーの一員として数えられており、アルコバレーノの一人であるコロネロの一番弟子を自称している。必殺技は「極限太陽(マキシマムキャノン)」。
- 家光によって「晴のリング」の所持者に選ばれる。
- 雲雀恭弥(ひばり きょうや)(声:近藤隆)
- 並盛中の風紀委員長。風紀委員長でありながら不良達の頂点に君臨する最強の男。群れることを嫌い、群れる者を見ると一方的に攻撃する。生粋の戦闘マニアでもあり、何かにつけては一方的に戦闘を仕掛ける。特に強い相手との戦闘を渇望しており、実力を持つリボーンには何かと絡んでくる。また、自分の領内である並盛町と並盛中を荒らす者は誰であろうと容赦はしない。風紀委員の伝統として、普段は学校指定のブレザーではなく旧服の学ランを羽織っており、校歌を着うたにしているなど、愛校心がひしひしと感じられる。バイクを乗り回したり、「自分はいつでも好きな学年」という彼の発言から実際の年齢は定かではない。口癖は「咬み殺す」。
- 武器は鉄製のトンファー。
- 家光によって「雲のリング」の所持者に選ばれる。
[編集] 並盛町
- 沢田奈々(さわだ なな)(声:深見梨加)
- ツナの母。天然で夢見がちな性格のごく普通の家庭的な主婦。チラシを見てリボーンをツナの家庭教師として雇った。リボーンを始め、次々と増えてゆく居候を笑顔で受け入れ、「ママン」と呼ばれ慕われている。しかし、その家族たちがマフィアに関わっている事は全く知らない。
- 笹川京子(ささがわ きょうこ)(声:稲村優奈)
- ツナが密かに想いを寄せているクラスメイトで、クラスのアイドル的存在。了平の妹。
- やや天然で人と感覚がずれたところがある。甘味が好物でハルとは気が合う。イーピンを一目で少女だと見抜くなど、観察力は意外に鋭いが、ツナの気持ちには未だに気付いていない。
- 三浦ハル(みうら はる)(声:吉田仁美)
- 身長156cm、体重不明。5月3日生まれの牡牛座。
- ツナの近所(3丁目)に住む女子中学生。父は大学の数学教授で、偏差値の高い女子中学(緑中)に通う優等生だが、エキセントリックな言動とドジな行動が目立つ不思議ちゃん。新体操部に所属。
- 天然で思い込みが激しいが、ランボを獄寺から庇う面倒見のいい一面もある。当初はリボーンの方を気に入っていたが、溺れた所を助けられて以来ツナを一途に慕い、妻になることを夢見る。
- 黒川 花(くろかわ はな)(声:大谷美貴)
- ツナのクラスメイトで京子の友人。容姿も性格も大人びている。じんましんが出るほど大の子供嫌いで、好みのタイプは年上の男性。
- ツナをからかいながらも、京子との関係を優しく見守っている。
- 山本 剛(やまもと つよし)
- 寿司屋「竹寿司」を経営する山本の父。江戸っ子気質の持ち主で気さくな性格で、息子に対しては少々親馬鹿気味である。
- 一見ただの板前だが、実は殺人剣術「時雨蒼燕流」の継承者であり、過去には謎が多い。剣術の腕前は現役を退いた今でも健在。
[編集] マフィア関係者
- ビアンキ(声:田中理恵)
- 身長165cm、体重49kg。11月8日生まれの蠍座。血液型はAB型。スリーサイズは上から86・57・87。
- リボーンの4人目の愛人で、フリーのイタリア人殺し屋。通称「毒サソリ」。獄寺の異母姉弟。
- 一見クールな美女だが、我侭で残酷な面も持ち合わせており、一度怒らせると我を忘れ、手が付けられない。リボーンを家庭教師の仕事から自由の身にするためにツナを殺そうとしていたが、今では愛するリボーンの傍で暮らしているためか殺意も影を潜めている。気に入らない者には子供でも容赦はしないが、慕う者には愛情深く接する。また、雪合戦の仲間に入れてもらえなかったことに対して拗ねたり、秋分の日にリスの着ぐるみを着るなどのお茶目な面もある。10年後のランボが今は亡き元彼のロメオに瓜二つなため、彼の顔を見る度に見境を失くし、真っ先に殺そうとする。
- 「ポイズンクッキング(=毒入り料理)」の使い手で、作った料理は必ずポイズンクッキングになってしまう特異な才能を持つ。現在は沢田家に居候中。
- Dr.シャマル(どくたー しゃまる)
- イタリア人で一流の闇医者。「基本的に患者は女性しか診ない」と公言しているほどの女好きでキス魔。2062股かけた上に某国の王妃に手を出した結果、国際指名手配を受け、日本へとやって来た。
- 生まれつき菌やウイルスが付着しやすく、666の不治の病にかかっているが、333対の相反する症状が打ち消しあっているため平気だという特異体質。裏の顔はかつて「トライデント・シャマル」の異名を持ち、2世代前のヴァリアーへの入隊を薦められたほどの天才殺し屋であった。武器として不治の病原菌を体内に持つ蚊を使って敵を病死させる「トライデント・モスキート」を使う。
- かつては獄寺の屋敷の専属医だったことがあり、幼少の獄寺にダイナマイトの使用法を教えた。現在は並盛中学の養護教諭として働いている。
- イーピン(声:チャン・リーメイ)
- 香港生まれで人間爆弾の異名を持つ殺し屋。弁髪をしているがれっきとした少女で、拳法「餃子拳」の使い手。「将来有望な殺し屋ランキング」第3位の実力を持つ。
- 極度の恥ずかしがり屋で、恥ずかしさがピークになると文字通り大爆発を起こす「筒子時限超爆(ピンズじげんちょうばく)」が「人間爆弾」の通り名たる由縁。中国語しか話せず、会話にはリボーンの通訳が必要(アニメ版では少々日本語を話せる)。年齢の割には利発で礼儀正しいが、超が付くほどの近眼のためにしばしばトラブルを起こす。現在は己の鍛錬のために日本に留まり、沢田家に居候中。自分の師匠にそっくりな雲雀に想いを寄せている。
- 時々ランボの10年バズーカで10年後の姿(通称「大人イーピン」)と入れ替わる。成長したイーピンは、日本で大学進学のために中華料理屋「楽々軒」でアルバイトをしている。本人は「拳法も殺し屋稼業も止めた」とは言っているが、実力は全く衰えていない。
- フゥ太(ふぅた)
- 情報屋の少年で、全てのものをランキングする能力を持つ。しかし、その能力があまりに正確なためマフィアや敵に狙われることもしばしば。彼が常に持ち歩いている巨大なランキングブックには、様々なランキングの記録が随時更新されている。対象の相手を見ることによりランキングを読み取ることが可能で、ランキングモードに入ると、自分の周りは無重力状態になる。また雨が降っている時にはランキングの能力が出鱈目になってしまう。
- 完璧だった自身のランキングを「死ぬ気」で覆したツナに感動し、以降はツナを勝手に慕い、沢田家に居候している。
[編集] ボンゴレファミリー
伝統・格式・規模・勢力全てにおいて別格といわれるイタリアの最大手マフィアグループ。キャバッローネファミリー等多数の同盟グループを持つ。ボス一族に受け継がれる「超直感」といわれる、常人を遥かに凌ぐ直感力も特徴。
- ボンゴレ9代目ボス
- ツナを次期ボンゴレボスにするために、リボーンを家庭教師として送り込んだ張本人。歴代きっての穏健派。(1巻の時点の家系図では、名前は「Timoteo」となっているが、その詳細は、不明。)。
- 沢田家光(さわだ いえみつ)
- ツナの父で、ボンゴレファミリーの門外顧問。普段はファミリーに属さないが、非常時にボスに次ぐ権利を持つ実質上のNo.2。マフィアの関係者であることは家族には秘密にしている。二年前から石油を掘ると言って海外に出かけていたが、ハーフボンゴレリングをツナ達次期ボンゴレ主要メンバーに渡すために帰国。気楽でちゃらんぽらんな性格なこともあり、ツナからは疎まれている。直属の部下からは「親方様」と呼ばれ慕われている。
- バジル
- 家光の部下。家光の命により、ハーフボンゴレリングをツナに渡すために来日。戦闘にも長けており、リング争奪戦になってからは、ツナの修業相手となっている。武器は刀兼用のブーメラン。死ぬ気弾の錠剤型である「死ぬ気丸」も使用する。家光に教わった間違った日本文化を信じ込み、「拙者」「~殿」「おぬし」といった時代錯誤的な人称で話す。
- オレガノ
- 家光の部下で、眼鏡をかけた女性。9代目の近況を探るため、イタリアに戻った家光と共に行動している。
- モレッティ
- ボンゴレファミリーの「殺され屋」。 心臓すら止める究極の死んだふり「アッディーオ(さようなら)」が得意。
[編集] ヴァリアー&チェルベッロ機関
- 「ヴァリアー」は、ボンゴレファミリー最強の独立暗殺部隊。ボスへの忠誠心が強く、裏で様々な仕事をこなしてきたが、リーダーであるXANXUS(ザンザス)が新たにボンゴレ10代目ボス候補に選ばれたことで暴走し始める。任務失敗者は容赦なく処刑され、ヴァリアー・クオリティという高い殺しの能力を所持している。それぞれの名前は七つの大罪に由来する。
- 「チェルベッロ機関」は、九代目直属を自称し、ボンゴレリングの争奪戦に関しての全てを取り仕切っているが、ファミリーNo.2である家光すらその存在を知らなかった謎の機関。同じような容姿の複数の女性で構成されている。
- XANXUS(ザンザス)
- ボンゴレ9代目ボスの実子で、ヴァリアーの現ボス。ツナの後から新たに10代目ボス候補に選ばれた男。ツナ同様「超直感」を持つ。普段は寡黙だが、粗暴で残酷な面を覗かせ、睨みだけで他者を圧倒するほどの威圧感と危険な雰囲気を漂わせている。
- ボンゴレファミリーボスの証である「大空のリング」を持つ。ランボを助けようと乱入したツナの反則負けにより不戦勝となる。
- スペルビ・スクアーロ
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、ヴァリアー側の「雨のリング」の継承者候補。ヴァリアーのボスになるはずだったが、その座をXANXUSに譲る。気性が荒く好戦的な凄腕の長髪の剣士。左手に火薬を仕込んだ洋剣を固定し、振るって戦う。ハーフボンゴレリングを奪い取るためバジルと戦い追い詰めるも、偽物を掴まされてしまう。口癖は「う゛お゛ぉぃ」。ヴァリアー入隊の際、当時のヴァリアーのボスで剣の帝王と呼ばれたテュールを2日間の死闘の末に倒し、現在の剣術を完成させる。
- レヴィ・ア・タン
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、「レヴィ雷撃隊」の隊長。ヴァリアー側の「雷のリング」の継承者候補。ボスへの忠誠心が非常に厚く、ボスを侮辱するような発言や、自らの役割を脅かす者を激しく嫌悪する。一度ターゲットを決めれば女子供とて容赦しない残酷な面を持つ。マーモンによれば仕事の速さはヴァリアー1だが、動きは鈍重。
- 武器は8本の電気傘(パラボラ)。雷のリング争奪戦でランボと大人ランボを圧倒するが、20年後のランボに追い詰められる。しかし、ツナの乱入によるランボの反則負けにより勝利。
- ベルフェゴール
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、ヴァリアー側の「嵐のリング」の継承者候補。通り名は「プリンス・ザ・リッパー(切り裂き王子)」。王族の血を引いており、卓越した戦闘センスの持ち主のため、ヴァリアー1の天才と謳われている。幼少の頃、双子の兄を「ゴキブリと間違えた」と言ってメッタ刺しにして殺害し、その時の快感が忘れられず自ら志願してヴァリアーに入隊した。自分の血を見るとキレて興奮し、動きと戦略に更に磨きがかかる。
- 武器はナイフとワイヤー。嵐のリング争奪戦において勝利よりも生き残ることを選んだ獄寺隼人に勝利。
- ルッスーリア
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、ヴァリアー側の「晴のリング」の継承者候補。オネエ言葉でムエタイの使い手。鋼鉄が埋め込まれた左足の「メタル・ニー」を攻防一体の武器とする。晴のリング争奪戦で了平の伝導率100%極限太陽に敗北。さらに制裁の恐怖に脅えていたところをゴーラ・モスカから射撃され生死不明。
- ゴーラ・モスカ
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、ボス補佐を勤める。ヴァリアー側の「雲のリング」の継承者候補 。ガスマスクを付けた大男。
- マーモン
- ヴァリアーの主要メンバーの一人で、ヴァリアー側の「霧のリング」の継承者候補。頭にカエルのファンタズマを乗せている。正洞察に長けた弁舌家で守銭奴。
- 「粘写(ねんしゃ)」という、鼻をかむ事により鼻水で標的までの地図を作る能力を持つ。
[編集] その他のファミリー
[編集] キャバッローネファミリー
ボンゴレの同盟ファミリーの一つ。同盟勢力としてはNo.3で、五千のファミリーを持つ。協定により、ボンゴレ内部の抗争には表向きには関与できない。
- ディーノ(声:鎌苅健太)
- キャバッローネファミリーの10代目ボス。通称「跳ね馬」。武器である鞭を使いこなす。以前リボーンを家庭教師にしていたことから、ツナを弟分として可愛がっている。また、現在は雲雀恭弥の家庭教師を務めている。
- 気さくな性格から多くの部下たちに慕われており、優れた手腕を持つが、「ファミリーのため」「ファミリーの見ている前」でないと極端に運動能力が下がるという、ある意味究極のボス体質である。イタリアを活動基盤としているが、ボンゴレ9代目とツナの仲介役としてしばしば来日する。ペットは、水分を吸うと巨大化・凶暴化するスポンジスッポンのエンツィオ。
- 彼が持つ「跳ね馬のムチ」と「エンツィオ」は、レオンから生み出された。
- ロマーリオ
- 常にディーノの後ろに控える側近の部下。眼鏡をかけ口髭を生やした渋いいでたちの男。狙撃から怪我の手当てまでこなしたりと有能。
- イワン
- ディーノの部下。
- ボノ
- ディーノの部下。
- マイケル
- ディーノの部下。元プロテニスプレイヤー。
[編集] トマゾファミリー
マフィア創世期にボンゴレと対立し、お互いに二代目を殺し合った因縁ファミリー。ボスの名前は代々ロンシャン。現在は、ボンゴレとの因縁は、消えてないものの、「いいマフィア」(現実世界で言うところの「白いマフィア」)となっている。
なお、ファミリー内では激しい内乱が起こる。
- 内藤ロンシャン(ないとう ロンシャン)
- トマゾファミリー8代目ボスで、2年生進級時にツナと同じクラスになる。トマゾとボンゴレは対立関係にあったが、友好的になろうとツナに寄り添ってくる。異常なまでのお調子者で、底抜けに前向きで明るい。登場毎に違う彼女を連れているが、彼女達は彼の美的センスを疑うような女性ばかりである。
- マングスタ
- ロンシャンの家庭教師でヒットマン。ロンシャンと同じ並盛中学2年に在籍している40歳の男。必要に応じてロンシャンに嘆き弾を撃つ。
- パンテーラ
- ロンシャンの腹心の部下。ロリータ・ファッションの無口な少女。武器は風車(かざぐるま)。ロンシャンとはマングスタですら恐怖する過去がある。
- ルンガ
- ロンシャンの腹心の部下。富士の樹海に一年に一度だけ咲く花を渡した人にだけしか心を開かない。最近心が開けるバンド仲間ができた。
[編集] アルコバレーノ
「アルコバレーノ(Arcobaleno)」とはイタリア語で「虹」を意味し、マフィア界最強の赤ん坊七人を指す。別名「呪われた赤ん坊」。全員二頭身の赤ん坊姿だが、非常に高い戦闘能力を有しており、アルコバレーノである証としてそれぞれが虹の一色を持つ「おしゃぶり」を胸から下げている。同じアルコバレーノが近づくとおしゃぶりが光りそれを報せる。また、それぞれ何らかの動物を相棒としている。
- リボーン
- 黄色のおしゃぶりを持つ。(詳しくは上記に記載)
- コロネロ
- 青色のおしゃぶりを持つ。修行場・裏マフィアランドの責任者でリボーンの幼馴染。元イタリア海軍潜水奇襲部隊COMSUBIN(コムスビン)の軍人。迷彩服で武器は対戦車ライフルと軍人スタイルで、性格もスパルタ。常に鷹のファルコをつれている。語尾に「コラ」と付けるのが口癖。了平の師匠。
- スカル
- 紫色のおしゃぶりを持つ。常にヘルメットを被っているカルカッサファミリーの軍師で、リボーンやコロネロの後輩。武器として巨大ヨロイダコを使う。容姿が良く似た部下が多数いる。
- ヴェルデ
- 緑色のおしゃぶりを持つ。光学迷彩の研究を行っており、それを利用してツナの命を狙ったこともある。部下に裏切られないように一定の年齢以下には光学迷彩が効かないようにするなど、用心深い。
[編集] 黒曜中
イタリアのマフィアの刑務所から脱獄した、六道 骸を主とした凶悪犯。日本に渡って一週間で黒曜中学を乗っ取った後、並盛中学生を襲撃する事件を起こす。
- 六道 骸(ろくどう むくろ)
- マフィアの刑務所を脱獄した3人組の中の1人。エストラーネオファミリー出身。物腰は穏やかだが、不気味な雰囲気を漂わせた少年。
- 仲間には思いやりを見せ部分があるが、他のマフィアの事は憎んでおり、殲滅を図り、ボンゴレファミリーの10代目・ツナを槍玉に挙げ命を狙う。ランチアを影武者として操り、自らは姿を隠した。死後の世界「六道」全てを廻ったことから得た能力「六道輪廻」を操る。「憑依弾」を所持しており、自身の持っている武器で相手を傷つけることで相手に憑依できるようになる。
- 髪型が千種・犬曰く「パイナップル(パイナッポー)」。
- 柿本千種(かきもと ちくさ)
- マフィアの刑務所を脱獄した3人組の中の1人。エストラーネオファミリー出身。通称「柿ピー」。口数が少なく、常にニット帽子をかぶっている無愛想な少年。
- 遠隔操作武器「ヘッジホッグ」という側面から毒針を放つ刃物状ヨーヨーを操る。
- 城島 犬(じょうしま けん)
- マフィアの刑務所を脱獄した3人組の中の1人。エストラーネオファミリー出身。千種とは正反対のひょうきんな性格。舌っ足らずで語尾に「~びょん」を付けた独特な喋り言葉が特徴。
- 武器は動物の歯のカートリッジ(歯を着け替えることにより、様々な動物の能力を得る)。
- M・M(エム・エム)
- 骸たちの脱獄仲間の一人。「男の価値はすべて金で決まる」と言って憚らない傲慢な少女で、金目的で骸に近付く。
- 必殺技は武器のクラリネットから特殊な音波を飛ばし、物質の分子を振動させて沸騰させる「バーニングビブラート」。また接近戦においてはクラリネットをヌンチャクのような形状にして攻撃する。
- バーズ
- 脱獄仲間の一人。複数の鳥を手懐けている。双子の殺し屋ツインズを操る残虐な謀略家。しかし、本人の実力は全く大したことはない。興奮すると鼻血を出す。
- ツインズ
- 脱獄仲間。バーズに忠実な双子の殺し屋。名前はヂヂとジジ。刑務所に入れられて10年間、一度も拘束具を外されなかったという曰くつきの凶悪連続殺人鬼で「双子の悪魔」の異名を持つ。
- ランチア
- 脱獄仲間の一人。骸に操られ、影武者として動いていた。かつては北イタリアのマフィアの用心棒で、同じく孤児だった骸を弟分としてかわいがっていた。
- 武器は巨大な鋼球「蛇鋼球」。4つの技と肉弾戦を得意とする。凶暴そうな外見とは裏腹に面倒見が良く心優しい性格。
[編集] 各種設定
[編集] 特殊弾
特殊弾には死のリスクがある。
- 死ぬ気弾(しぬきだん) ――使用者:リボーン
- ボンゴレファミリーに伝わる特殊弾。これを脳天に撃たれると、危機によるプレッシャーで外部からリミッターを外すことができ、死ぬ直前に後悔したことを達成するために復活(リ・ボーン)し、死ぬ気で頑張らせることができる(通常は5分間の制限がある)。ただし撃たれた者が何も後悔していないと、復活せずに本当に死んでしまう。被弾すると服が破けパンツ一丁(女性の場合は下着姿)になり、頭に死ぬ気の炎が灯される。死ぬ気をコントロールできるようになると、被弾時に服は破けなくなるもよう。
- ボンゴレ伝統の素弾を、レオンの体内に三日間埋め込んで作る。ただし、レオンが繭の状態になっている時は作ることができない。
- 死ぬ気弾を脳天に今までの合計で10発受けると、被弾者にとんでもないことが起こる(ツナの場合は、不治の病である「ドクロ病」に冒された)。
- なお、「死ぬ気弾」というのは脳天に被弾した場合の名称であり、被弾した体の部位によって名称も効果も変化する。ジャンプ弾、つむじ育髪スプリング弾など、様々なバリエーションが存在する。死ぬ気弾との併用も可能。
- また、死ぬ気状態となっている者を「リバース1t」というハンマーで殴って弾を出すことで、死ぬ気弾を無効化し死ぬ気だったときの記憶を夢にすることが出来る。
- 小言弾(こごとだん) ――使用者:リボーン
- 対骸戦において、繭になったレオンが吐き出した特殊弾。撃たれた直後、リアルタイムでの他者から被弾者への小言が聞こえる。これによって被弾者(ツナ)の秘めたる意思に気づかせることにより内面から全身のリミッターを外すことができ、「ボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)」による“見透かす力”=「超直感」を目覚めさせる。死ぬ気弾と同様頭に死ぬ気の炎が表れ、これを両手のXグローブにも灯すことで最大戦力を発揮する。これを「超(ハイパー)死ぬ気モード」と呼んでいる。普段使っていない筋肉を酷使するため、使用初期は筋肉痛になる副作用が出る。
- 憑依弾(ひょういだん) ――使用者:六道 骸
- エストラーネオファミリー開発の特殊弾。効果として他人の体に憑依することができるが、憑依するには三叉槍のようなもので憑依する相手を傷つけなければならない。同時に幾人にも憑依することができ、憑依中は憑依している体に傷があっても痛みを感じない。ただし憑依した人間が極度の疲労状態にある場合や感覚神経が麻痺している場合などは、思うように体を動かすことができない。使用法などがあまりに惨過ぎたためマフィア界でも禁弾とされ、存在・製法ともに葬り去られたはずであった。
- 嘆き弾(なげきだん) ――使用者:マングスタ
- トマゾファミリー秘蔵の特殊弾。撃たれた者は、一度死んだ後自分自身を嘆きながら蘇り、そのあまりの悲しみっぷりから周囲の同情を買うことができる。
[編集] 武器
- ダイナマイト ――使用者:獄寺隼人
- 獄寺が使用する武器。技には、大量のダイナマイトを相手めがけて投げつける「2倍ボム」「3倍ボム」や、相手に急接近し、すれ違いざまにダイナマイトを放って避ける隙を与えない「ボムスプレッズ」などがある。ボム自体にも推進用の火薬によって、ミサイルのように一定の方向へボムを発射する「ロケットボム」、通常のものよりも小さい「チビボム」などの種類がある。
- 10年バズーカ ――使用者:ランボ
- ボヴィーノファミリーに伝わる秘蔵武器。撃たれた者は5分間だけ10年後の自分と入れ代わる。入れ代わった10年後の対象をもう一度撃つと更に10年後の自分と入れ代わる。ただし、入れ替わりのトータル時間は最初に打ってから5分間のみ。
- 山本のバット ――使用者:山本 武
- 山本のパワーアップのためにリボーンが用意した武器。ネーミングもリボーンによるもの。普段はバット型の望遠鏡だが、スイングしてヘッドスピードが300km/hを超えると日本刀に変形するという特殊な武器。
- X(イクス)グローブ ――使用者:沢田綱吉
- 対骸戦でレオンにより生成されたツナ専用の武器。普段はただの毛糸の手袋だが、死ぬ気弾や小言弾を受け「死ぬ気モード」に入った時だけ、特殊なグローブに変わる。死ぬ気弾と同じ素材で出来ており、死ぬ気の炎を灯すことができる。「X(イクス)」は「10」を表す。
- 時雨金時(しぐれきんとき) ――使用者:山本 武
- 山本が父から伝えられた武器。普段は竹刀の形をしているが鋼鉄製で、「時雨蒼燕流」で抜いた時にのみ、刀身がつぶれ、日本刀の形になる。
[編集] 技・スキル
- 電撃角(エレットゥリコ・コルナータ) ――使用者:大人ランボ
- 10年バズーカで入れ替わった未来のランボが使う技。角に100万ボルトの電流を流し、敵に向けて体当たりするというもの。この技は電撃皮膚(エレクトゥリコ・クオイオ)体質があってこそできる技。リーチが短いことが最大の弱点だが、20年後のランボは「電撃を伸ばす」といった方法で克服済み。このかつての弱点を20年後のランボは「昔の話」と軽く笑っている。幽霊へ使った場合、実体化する。
- ポイズンクッキング ――使用者:ビアンキ
- 毒入り料理作り。様々なバリエーションが存在するが、いずれも効力は絶大。フゥ太の「とっても苦しい毒殺ランキング」では3位。殺傷能力が強化されたⅡやⅢなども存在する。究極料理は、触れた物全てをポイズンクッキングにする「千紫毒万紅(センシドクバンコウ)」。
- トライデント・モスキート ――使用者:Dr.シャマル
- 病原菌をもつ蚊を使い相手を様々な病気に陥れる技。それぞれの病気は症状が対になっているもの同士で相殺して治すことが出来る。今まで使用された病気はドクロ病と対を成す「エンジェル病」(つまり「ドクロ病」用の蚊もいる)、桜に囲まれると立っていられなくなる「桜クラ病」、激しく動くと致死量ともいえる血を全身から噴出す「振動症候群(しんどうシンドローム)」。
- 餃子拳(ぎょうざけん) ――使用者:イーピン
- 食べた餃子饅のニンニク臭を相手の鼻へ送り込み、脳を一時的に麻痺させ攻撃する拳法。攻撃を受けた者は筋肉が勝手に動き、傍からはあたかも手を触れずに相手を操っているかのように見える。ツナ曰く「くっさい拳法」。
- 筒子時限超爆(ピンズじげんちょうばく) ――使用者:イーピン
- 恥ずかしさがピークになると顔に九筒(チューピン)が浮かび上がり、時と共に筒子(ピンズ)が1つずつ減っていって最後に一筒(イーピン)まで減ると、全身の汗腺からギョウザガスを一気に噴出して小さいクレーターができる程の大爆発を起こす。大人イーピンは師匠にこの力をキーワード(ブロッコリーの化け物)と共に封印したがランボを見た瞬間に新たなパワーアップを遂げて復活した。この技の発動中イーピンは恥ずかしさで周りの人に抱きつく。
- 六道輪廻(ろくどうりんね) ――使用者:六道 骸
- 骸が前世で六道をすべて廻り、習得したという能力。使用している能力は右目に漢数字の形で浮かび上がる。六道のスキルは以下の通り。
- 地獄道 相手に幻を見せ、永遠の悪夢により精神を破壊する
- 餓鬼道 相手の技を奪い取る
- 畜生道 相手を死に至らしめる生物の召喚
- 修羅道 眼に死ぬ気の炎を宿し、格闘能力を向上させる
- 人間道 全身から黒色の気炎を放ち、修羅道以上に格闘能力を向上させる、最も危険な能力
- 天界道 相手をマインドコントロールし、意のままに操る
- 極限太陽(マキシマムキャノン) ――使用者:笹川了平
- 全身の細胞のエネルギーを拳に集め、放つ技。伝達率が100%になると光る。その威力は岩や鋼鉄などをも砕くことができる。体を休め続ける修行と、コロネロの特殊弾による技の伝承によって会得した。
- 時雨蒼燕流(しぐれそうえんりゅう) ――使用者:山本 武、山本 剛
- 山本が父から継承した剣術の流派。攻守八つの型があり、師匠が弟子に型を見せて伝承するのは一度きりというしきたりがある。すべての型はさまざまな雨を表す。
- ~チャンネル ――使用者:城島 犬
- 様々な動物の歯をゲームのカートリッジのように自分の前歯に装着し、その動物の特性や能力を得る。会得にはかなりの激痛が伴う。山本曰く「最新のドーピング」。
- アッディーオ ――使用者:モレッティ
- 心臓と呼吸を止め、瞳孔を開き一時的に仮死状態になる。主にスパイ活動に使われる。
- レヴィ・ボルタ ――使用者:レヴィ・ア・タン
- 7つの電気傘(パラボラ)を開き全周囲を死角無く覆い、各々が受けた電撃を一点に放出する一撃必殺の技。マーモン曰く「レヴィはこの技で幹部になれた」らしい。
- 死ぬ気の零地点突破 ――使用者:初代ボンゴレ
- 初代ボンゴレにしか使うことができなかった幻の技。現在はツナがリボーン・バジルと共に習得中。
[編集] アイテム
- ボンゴレリング
- ボンゴレファミリー初代の中心人物7人が、ファミリーの証として残した指輪。掟により代々ボンゴレファミリーの主要メンバー7人が所持してきた。ボスの持つ「大空のリング」を筆頭に「嵐」、「雨」、「晴」、「雲」、「雷」、「霧」と天候になぞらえた七つのリングがあり、それぞれが所持する者の特徴を現している。それぞれの指輪は二つに分かれており(ハーフボンゴレリング)、二つ揃えて一つに併せ、さらに七人のメンバーが所持することで初めて意味を成す。
- 大空のリング ――所持者:沢田綱吉、XANXUS
- すべてに染まりつつすべてを飲みこみ包容する大空
- 嵐のリング ――所持者:獄寺隼人、ベルフェゴール
- 荒々しく吹きあれる疾風(はやて)
- 所持者に求められる使命は、『常に攻撃の核となり休む事の無い怒涛の嵐』となる事。
- 雨のリング ――所持者:山本 武、スペルビ・スクアーロ
- すべてを洗い流す恵みの村雨
- 晴のリング ――所持者:笹川了平、ルッスーリア
- 明るく大空を照らす日輪
- 所持者に求められる使命は、『ファミリーを襲う逆境を自らの肉体を武器に砕き撥ね返す事で、ファミリーを明るく照らす日輪』となる事。
- 雲のリング ――所持者:雲雀恭弥、ゴーラ・モスカ
- 何物にもとらわれず我が道をいく浮雲
- 雷のリング ――所持者:ランボ、レヴィ・ア・タン
- 激しい一撃を秘めた雷電
- 所持者に求められる使命は、『雷撃のごとき一撃を秘め、更にファミリーへのダメージを一手に引き受け、消し去る避雷針』となる事。
- 霧のリング ――所持者:マーモン
- 実体のつかめぬ幻影
- 死ぬ気丸 ――使用者:バジル
- 錠剤型の死ぬ気弾。服用する事で死ぬ気モードになることが出来るが、効力は死ぬ気弾より劣るが死ぬ気弾を撃たれた時のように「一度死んで復活する」形をとらないため服も破れず、後悔している事が無くても死ぬことはない。複数個服用する事で超死ぬ気モードになることも可能(ただし身体に負担がかかる)。
[編集] 単行本
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 01 集英社 ISBN 4-08-873685-X
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 02 集英社 ISBN 4-08-873699-0
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 03 集英社 ISBN 4-08-873783-0
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 04 集英社 ISBN 4-08-873829-8
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 05 集英社 ISBN 4-08-873831-4
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 06 集英社 ISBN 4-08-873853-5
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 07 集英社 ISBN 4-08-873887-6
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 08 集英社 ISBN 4-08-874020-3
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 09 集英社 ISBN 4-08-874042-4
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 10 集英社 ISBN 4-08-874110-2
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 11 集英社 ISBN 4-08-874142-0
- 家庭教師ヒットマンREBORN! 12 集英社 ISBN 4-08-874265-6
[編集] テレビアニメ
[編集] スタッフ
- 原作:天野明(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
- エグゼクティブプロデューサー:穴見礼(TV TOKYO)・菅原章(dentsu)・玉村輝夫(集英社)
- プランニングマネージャー:野口彰(TV TOKYO)・笹田直樹(dentsu)
- 原案協力:八坂健司、東秀人、大内重昭(集英社「週刊少年ジャンプ」編集部)
- シリーズ構成:岸間信明
- キャラクターデザイン:田中将賀
- メカニックデザイン:沙倉拓実
- 美術監督:松宮正純(STUDIO LOFT)
- 美術設定:谷内優保(KUSANAGI)
- 色彩設計:山下圭子
- 撮影監督:濱雄紀(旭プロダクション)
- 編集:西山茂
- 音楽:佐橋俊彦
- 音響監督:平光琢也
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
- 録音制作:デルファイサウンド
- キャスティング:ネルケプランニング 野上祥子
- 音楽プロデューサー:高取昌史
- 音楽制作/協力:PONY CANYON、TV TOKYO MUSIC
- プロデューサー:青木俊志(TV TOKYO)・山西太平(dentsu)・片岡義朗(マーベラスエンタテインメント)
- 監修:石黒昇
- 監督:今泉賢一
- 製作:TV TOKYO・dentsu・アートランド
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- SPLAY「Drawing Days」
- エンディングテーマ
- 橘慶太「道標」
[編集] 放送局
[編集] 原作とアニメの相違点
アニメ化するにあたり、一部設定に変更がなされた。
- 原作では、リボーンは本物の銃やライフルを持っているのに対し、アニメはあくまで「レオンが変身して銃やライフルになる」という設定。そのためか、銃の一部がレオンの体の色である緑色になっており、被弾するシーンも弾のエネルギーを吸収するような描写になっている(つまり、血がでない)。
- アニメでは未成年の喫煙シーンに規制がかかるため、獄寺はタバコを吸わない設定になっており、ダイナマイトも自動着火という仕組みに変更。原作での「スモーキン・ボム」の通り名もアニメでは「ハリケーン・ボム」に変更されている(原作でのボンゴレリング争奪戦において獄寺が「『嵐』のリングの守護者」であることがこの名前の由来であると考えられる)。
- 「殺し屋」という言葉は使わず、「ヒットマン」という言い回しがされている。
- ツナと山本が親しくなる過程を丸々変更。山本の自殺未遂の描写は一切カットされた。
- ランボの10年バズーカの使用法が自殺を思わせる(自分の顔に向けて撃つ)ためか、使用者がバズーカ内部に入る方法に変更。
- 原作では「ジャンプ弾」などの弾は「死ぬ気弾」の着弾場所によって効果を発揮するがアニメでは個別に存在する。
- イーピンは片言ではあるが日本語が話せ、リボーンによる翻訳を必要としない。
[編集] 外部リンク
テレビ東京系列 土曜10:30枠 | ||
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週刊少年ジャンプ連載中の漫画作品 |
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