山根基世
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山根基世(やまね もとよ、1948年3月22日 - )は、NHK東京アナウンス室長。山口県出身。
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[編集] 来歴・人物
山口県立防府高等学校、早稲田大学卒業後、1971年NHKにアナウンサーとして入局。当初は大阪放送局でラジオ(ローカル番組)のDJなどを担当。1974年、東京(全国向け番組)に異動し、スタジオ102、NHKニュースワイドや7時のニュースなどニュース・報道畑を歩み続け加賀美幸子(1963年入局・2000年定年退職)、森田美由紀(1987年正職員採用。その項参照)などと並び実力ある女性アナウンサーの草分け的な存在。一時ラジオ第一・FMの深夜放送・「ラジオ深夜便」のアンカーウーマンを務め、中高年層にも高い支持を得ている。
2005年7月より、NHK初の女性アナウンス室長に就任。紅白改革が叫ばれた第56回NHK紅白歌合戦の司会に抜擢され、それまでの司会であった久保純子、有働由美子らとは一線を画す重厚な語り口でみのもんたなど個性の強い司会陣の中でも存在感を示した。
ただし、駆け出し時代はとちりが多く(それもかえって人気の一因)、愛嬌もあったようである。(1976年発行の「スタジオ102のドラマ」(高梨英二著、講談社)などに書かれている)彼女の世代が20代~30代はじめの頃、女性アナウンサーには後年のように深夜勤務やスポーツ番組への起用などが認められず(女性保護の法律などが一因)、後年の世代のような活躍ができなかったが、ある意味で久保、有働ら後年の世代の女性アナウンサーの大先輩だったのかもしれない。
[編集] 担当番組
[編集] 現在
室長就任のため特に固定された担当番組は無いが、NHKスペシャルやドキュメンタリー番組などのナレーションを時々務めている。
[編集] 過去
- 新日曜美術館(教育 日曜9:00~10:00、2003年4月~2006年3月)
- 日本語なるほど塾(教育 2004年4月~2005年7月。2005年4月からは「知るを楽しむ」木曜枠)
- 連続テレビ小説「天花」ナレーション(2004年4月~9月)
- NHKスペシャル「映像の世紀」ナレーション(1995年3月~1996年2月)
- 大河ドラマ「太平記」ナレーション(1991年)
- ラジオ深夜便
- NHKニュースワイド(1980年4月~1983年3月の土曜)
- スタジオ102
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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