平沼定晴
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平沼 定晴(ひらぬま さだはる、1965年3月27日 - )は、千葉県習志野市出身の中日ドラゴンズ、ロッテオリオンズ・千葉ロッテマリーンズ、西武ライオンズに所属した元投手である。1998年限りで現役を引退した。現在、古巣・中日で打撃投手をしている。
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[編集] 来歴・人物
ニックネームは「ジャミラ」。ウルトラマンの首が殆どない怪獣で平沼の風貌が似ているから、との事。
千葉商科大学付属高校時代の1982年に選抜高校野球に出場、初戦で敗れたが、喧嘩早く物怖じしない投手で、度胸が据わっていると入団前からプロ球界でも評判であった。
落合博満が中日に1対4でトレードされた際、上川誠二、牛島和彦、桑田茂3選手とともにロッテに移籍した。また、1996年には仁村徹、酒井忠晴、山本保司との3対3トレードで前田幸長、樋口一紀とともに中日に移籍。2度の大型トレードによって古巣復帰を果たした珍しい選手である。
1989年9月23日の西武戦で清原和博選手に死球を与えた際、逆上した清原から投げられたバットが平沼の腕に直撃。平沼も怒って清原に向かって走っていったが、清原からヒップアタックの返り討ちにあってしまった場面は、プロ野球珍プレー・好プレー大賞で現在でもよく放映されている(制裁金30万円、出場停止2試合という裁定には異論も存在した。また、このシーンを見た関根潤三は「(清原の)あの当たり方は慣れてるね」と話している)。
現役引退後打撃投手として選手の打ちやすい球を投げれず苦労したが、立浪和義には逆にそれが好評であった。現在でも打撃投手として活躍している。
[編集] 略歴
- 身長・体重 1m78cm、78kg
- 投打 右/右
- 出身地 千葉県習志野市
- 血液型 B型
- 球歴・入団経緯 千葉商科大学付属高校 - 中日ドラゴンズ(1983年~1986年) - ロッテオリオンズ・千葉ロッテマリーンズ(1987年~1995年) - 中日ドラゴンズ(1996年~1997年) - 西武ライオンズ(1998年)
- プロ入り年度・ドラフト順位 1982年(2位)
[編集] 通算成績
- 342試合 18勝22敗5セーブ 391奪三振 防御率4.81