武装中立
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武装中立(ぶそうちゅうりつ)とは自国軍を保有しつつ、中立主義を取ること。
自国を他のいかなる体制、組織、思想から一線を画し距離を置くことを中立という。これは単に日和見主義とは違うとされる。この中立を保つためには他国、他の組織等からの不当の圧力を阻害するため、相当程度の軍事力を保持する必要がある。
代表的な例としてスイス連邦があげられる。第二次世界大戦中においても中立維持するため、連合国、枢軸国どちらにも与しなかった。また、スウェーデンも、ナポレオン戦争以後、この方針を採っていたが、冷戦が終了し、欧州連合に加盟した後は、事実上、中立の方針を放棄している。なおスウェーデンは、21世紀まで200年に渡る中立を貫徹してきたと言われているが正確には正しくない。ナポレオン戦争終結直前には、デンマーク=ノルウェーとの交戦があり、またクリミア戦争にも参戦の計画があった。国策としては20世紀に入ってからである。また冷戦においてもソ連が西欧諸国に対し、宣戦布告を行った場合、スウェーデンも西側に立ってソ連と開戦する事が冷戦終結後に明らかになっている。