球根
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球根(きゅうこん)とは、植物の地下部分に養分がたまってふくらんだもの。園芸や農学分野で用いられる用語である。
[編集] 球根の分類
球根は以下の6種類の総称であるが、狭義には鱗茎だけをさす。塊根と担根体以外の四種は植物学的には地下茎である。
- 鱗茎(りんけい) 短縮茎に葉(鱗葉)が重なり合い層状になっているものと、肥厚化した鱗葉が瓦状に重なったものがある。
- 球茎(きゅうけい) 茎自身が肥大化し球状になったもので、葉鞘が乾燥した薄皮で包まれているもの。
- 塊茎(かいけい) 短縮した地下茎自身が肥大化し球状になったもので、薄皮で包まれていないもの。
- 根茎(こんけい) 水平方向に伸びた地下茎が肥大化したもの。
- 塊根(かいこん) 根が肥大化したもの。
- 担根体(たんこんたい) 根でも茎でもない、ヤマノイモ属に特有の器官。
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