自打球
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自打球(じだきゅう)とは、野球において、打者が打ったボールが直接、打者の身体に当たること、またその打球をいう。自打球はファウルボールである。
自打球が当たる場所としては脚や足が多い。特に自打球となる打球には相当の勢いがあるため、骨折などの重大な怪我の原因ともなる。
怪我を防ぐ為に打者はレガースを着けることもあるが、自打球による怪我というリスクを背負ってでもバッティングスタイルを貫く為に着けない者も居る。
[編集] 自打球に関するエピソード
- 1991年オールスター第二戦において、秋山幸二(当時西武)が右目に自打球を当て負傷退場。
- 1999年7月10日の東京ドームでの巨人対広島戦において、後藤孝志が3回連続して自打球を当てる珍事が起きた。2回目の後藤のリアクションが大きかったためか、日本テレビのアナウンサーがつい笑ってしまったところを、解説者の中畑清が「真剣なプレーですから、笑ってはいけませんよ」と諭したが、次の投球でも後藤が自打球を当てた際には中畑自身が笑いをこらえきれないでいた。