蕨宿
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蕨宿(わらびじゅく)とは、中山道六十九次のうち江戸から数えて2番目の宿場。現在の埼玉県蕨市にあたる。
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[編集] 最寄り駅
[編集] 史跡・みどころ
- 国道17号線が戸田市から蕨市にはいるあたりから蕨宿にはいる。宿場は慶長から元和年間に成立したといわれ、在地有力者の岡田氏が本陣を務めた。国道17号線の北東側60メートルに国道に平行して、旧中仙道の道筋が残されている。
- 戸田市に入ると荒川(旧戸田川)が流れており、渡し船による交通が行われていた。増水時や夕刻には渡し舟が危険になるため足留めされ、その一歩手前にある蕨宿で宿を取り早朝出かけるお客が多かった。今でも大名が泊まった宿場跡が残っている。
- 蕨宿を越えると鰻が食べられる店がなくなってしまうため、ここで鰻を食べるお客が多く、浦和宿とともに鰻の有名な宿場町でもある。当時ここで取れた鰻は、さいたま市の別所沼産の鰻である。また、錦織物でも知られた。
[編集] 隣の宿
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