講座派
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講座派(こうざは)とは、日本資本主義論争において労農派と対抗したマルクス主義者の一派。『日本資本主義発達史講座』に執筆したグループが中心となったので、こう呼ばれる。
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[編集] 概要
日本の資本主義は半封建的地主制であるとし、その構造の明確化を重視した。
また来るべき革命の性格を、天皇制を打倒するブルジョワ民主主義革命と位置づけ、然る後にプロレタリア革命が来るとする「二段階革命論」を唱えた。これはコミンテルンの32年テーゼを擁護するものとなった。
[編集] 主な人物
[編集] その他
講座派は1936年のコム・アカデミー事件で一斉検挙されたために壊滅状態になり、日本資本主義論争も途絶えた。しかし、彼らの思想は戦後の農地改革に影響を与えたとされる。