近藤和彦
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近藤和彦（こんどう かずひこ、 1936年3月2日 - 2002年6月10日）は、京都市上京区出身（大阪府高槻市生まれ）。昭和後期（1950年代後半～1970年代前半）のプロ野球選手（外野手、一塁手）。左投げ左打ち。ニックネームは「ウドンコ」(名字の読みを逆さにした)あるいは「ドンコ」。
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[編集] 来歴・人物
平安高から明治大学に進み、一塁手として活躍。立教大学の長嶋茂雄と同期であった。1958年に大洋ホエールズに入団。キャンプで速球を打つ方法を試行錯誤しているうち、剣道の構えからヒントを得た天秤打法を発案。右手はバットのグリップエンド、左手はバットの中ほどを持ち、バットを頭の上に寝かせて構える独特の打法であった。
古傷であったヒジの痛みを和らげるための方法であったとも言われている。1年目からレギュラーとして打率.270、13本塁打を記録。1961年7月8日にサイクルヒットを記録。自他ともに鈍足の選手であったと認めているが、優れた走塁技術でそれをカバーし、1961年には35盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。打率リーグ2位を通算4回、打率3割を通算6回記録したものの、首位打者は一度も獲得できなかった。
1966年5月10日の阪神タイガース戦で一旦はサヨナラとなる本塁打を放つも、投球前にタイムがかかっていたため打ち直しとなり、ピッチャーゴロに終わった。1973年に近鉄バファローズに移籍、同年に引退。
引退後は大洋のコーチ、フジテレビの野球解説者、日本ハムファイターズのコーチ、二軍監督、NHK・BSの野球解説者を歴任した。2002年6月10日、多臓器不全のため死去。享年66。
[編集] 通算成績
- 試合 1789
- 打数 6081
- 得点 768
- 安打 1736
- 二塁打 220
- 三塁打 20
- 本塁打 109
- 打点 483
- 盗塁 159
- 犠打 99
- 犠飛 38
- 四死球 718
- 三振 630
- 打率 .285
[編集] タイトル・表彰
- 盗塁王 1回 (1961年)
- ベストナイン 7回 (外野手: 1960～1965年、1967年)
- 最多安打 1回 (1961年)
- サイクルヒット (1961年7月8日 阪神タイガース戦)
- オールスターゲーム選出 9回(1960～1968)
[編集] 関連項目
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