阪堺電気軌道601形電車
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モ601形電車(も601がたでんしゃ)は、阪堺電気軌道が保有する電車。
1996年から1998年にかけて7両が東急車輛製造で製造された。ただし完全な新造車ではなく、車体及び台車・電動機・コンプレッサーなどの主要機器は、モ701形とほぼ共通のものを新造しているが、制御装置・ブレーキ・営業機器などはモ121形(旧大阪市交通局1601形)のものを流用している。
このため、電動機は新型の中空軸平行カルダン駆動方式のものであるが、制御装置は旧型車両の間接非自動制御のものを流用した珍しい組み合わせの車両となっている。そのため完全新造車の701形とは運転台まわりの制御装置に違いが見られる。また、ブレーキ性能が電気指令式ブレーキを装備した701形と比べて劣るため、前照灯の隣のブレーキランプが省略されている。
2004年~2005年にかけて7両中5両の行き先表示機が、従来の幕式表示からLED表示へと変更された。残る2両の行き先表示機も2006年1月、従来の幕式表示からLED表示へと変更された。
[編集] 保有車両の塗装
- モ601はコンタクトレンズギャラリー
- モ602は恵幸商事
- モ603は帝塚山芋忠
- モ604・605は岡崎屋質店
- モ606はパチンコ・スロットVenus Gallery
- モ607は芦屋大学・芦屋女子短期大学
の各広告を塗装している。
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