魔法陣グルグル
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魔法陣グルグル | |
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ジャンル | ギャグ、少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 衛藤ヒロユキ |
出版社 | エニックス |
掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
連載期間 | 1992年8月号 - 2003年9月号 |
冊数 | 16冊 |
テレビアニメ : 魔法陣グルグル | |
監督 | 中西伸彰 |
アニメーション制作 | 朝日放送(ABC)・日本アニメーション |
放送局 | テレビ朝日系列 |
放送期間 | 1994年10月13日 - 1995年9月14日 |
話数 | 45話 |
映画: 魔法陣グルグル 劇場版 | |
監督 | 中西伸彰 |
制作 | エニックス、日本アニメーション |
封切日 | 1996年4月20日 |
上映時間 | 37分 |
テレビアニメ : ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル | |
監督 | 高木淳 |
アニメーション制作 | TV TOKYO・ 創通エージェンシー・ 日本アニメーション |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 2000年4月4日 - 2000年12月26日 |
話数 | 38話 |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『魔法陣グルグル』(まほうじんぐるぐる)は、月刊少年ガンガン(エニックス(現:スクウェア・エニックス)刊)で1992年7月(8月号)から2003年8月(9月号)まで連載された衛藤ヒロユキによる少年漫画作品、またそれを原作にしたアニメ作品。単行本は全16巻。
目次 |
[編集] 概要
魔王ギリの復活が迫るファンタジー世界を舞台とした少年漫画。勇者として(無理矢理)育てられた少年ニケが、特殊な魔法であるグルグルを唯一使える少女、ククリとともに、魔王ギリ復活阻止のため繰り広げる冒険を描いた作品。
既存のロールプレイングゲーム(RPG)の世界観をパロディ化したギャグ、登場人物を突き放した妙に冷静なナレーションなどが独特な笑いを醸し出している。ヒロイン、ククリの可愛さと個性的なサブキャラたちの活躍もあいまって、広いファン層を得た。
作者である衛藤氏本人が大のゲーム好きであり、そのためこのようなゲームをそのまま漫画にしたような作品、つまりグルグルが生まれたという説が有力。またテクノミュージックへのリスペクトも随所に表れている。
1994年には朝日放送(ABC)系列局で『魔法陣グルグル』、1996年には松竹系劇場にて劇場版『魔法陣グルグル』、2000年にはテレビ東京(TX)系列局で『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』と3度にわたりアニメーション化された。
漫画は香港(『咕嚕咕嚕魔法陣』)、台湾(『魔法陣天使』)、韓国(『魔法陣(마법진) 구루구루』)、タイ(『กูรุ กูรุ คาถาพาต๊อง』)、イタリア(『Guru guru il girotondo della magia』)等でも出版された。テレビアニメは韓国(『전설의 마법 쿠루쿠루』『전설의 마법 쿠루쿠루II』)、香港(『咕嚕咕嚕魔法陣』『咕嚕咕嚕魔法陣II』)、台湾『魔法陣天使』『魔法陣天使(新)』)、イタリア(『Guru Guru il girotondo della magia』『Guru Guru batticuore della magia』)、メキシコ(『Los Caballeros de Kodai』)で放映された。
ちなみにファンのあいだで17巻、18巻と呼ばれているものは、「須藤ユキヒロ」という同人サークルを中心に製作・発行された同人誌、「魔方陣グルグル17」や「魔方陣グルグル18」のことを指すもので、正式なコミックスではない。
[編集] 画風の変化
連載開始時から終了までのあいだに画風が大きく変化した。
特に終盤は『がじぇっと』と連載時期が重なっており、画風もやはり似通っている。ファンの中には10巻辺りを目安にし、それより前の画風を「前期」、後の画風を「後期」と呼ぶ向きもある。前期後期の画風でそれぞれファンの好みが分かれるが、衛藤氏らしい絵で、まったりとした感じが出ている「前期」の画風が好まれる傾向がある。後期の画風も悪くはないが、「ククリが可愛くなくなった」と少々人気が劣る。大袈裟かもしれないが、第1巻と第16巻(最終巻)では「作者が変わったのではないか」と思うほど画風の差が顕著である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主な登場人物
登場人物については魔法陣グルグルの登場人物を参照。
[編集] グルグル
かつてミグミグ族が発見し、ミグミグ族のみ使用可能という古代の魔術。グルグル使い(グルグルを使う魔法使い)が魔法陣を描き、その図形のパワーを引き出すことで魔術を行う。不安定な力を使うことから闇魔法に分類されることが多いが、厳密には闇でも光でもなくハートの魔法。そのため、術者の心の揺らぎによってグルグルにも変化が生じる。(そのため、ハートの揺らぎが最も大きい子供時代にしか使えないという最大の欠点を持つ。)
(以下に※印がついているものは、名称不明のため便宜的につけた名称であって、正式名称ではない。)
- トーラ
- 炎系グルグルの基本となる「炎」のシンボル。単体で描くと、魔法陣の上に炎が噴き上がる。
- トカゲのしっぽ
- 「トーラ」に「とびもの」のシンボルを付加したもの。ヘビ、あるいは龍の姿をとった炎を飛ばす魔法。ククリが初めて成功させた。
- ツチヘビ
- 「トカゲのしっぽ」に「地をもぐる」シンボルを付加したもの。魔物(モンスター)の足音を感知して炎が地中に潜り、魔物に直撃させる魔法。威力は「トカゲのしっぽ」と同等。
- ベームベーム召喚
- グルグルの中でも高度な部類。地下の魔神ベームベームを召喚し、目から雷を発して敵全体へ大ダメージを与える魔法。300年前より、キタキタ踊りとして保存されていた。
- 「各地に点在する魔神と契約する事でククリがレベルアップする」という設定もあった。
- 回復の魔法陣
- 陣の上にいる者の体力を回復する魔法。毒にかかった場合、毒の侵攻は抑えられるが治癒はできない。コーダイ城の地下に隠蔽され、コーダイ国王が国を護りながら痔を治すためにこっそり使っていた。本編で登場したにもかかわらず、本編ではククリが使用することはなく、ゲームブックでのみ使用する描写がある。
- ゆげーる(ゲームブック)
- パワーアップ魔神召喚(ゲームブック)
- 長い声のネコ召喚
- 周辺の魔力(と戦闘の緊張感)を無効化する鳴き声を放つ。見た目とは裏腹に効果・使用頻度は高い。
- 氷を出す魔法陣(ドラマCD(1))
- 夢の回転木馬
- メリーゴーラウンドを出現させ、木馬に乗せた相手の楽しかった思い出を呼び起こし、夢の世界へ誘う。一見役に立たないように見えるが、長時間乗せていると高速回転し、衰弱させるという副作用を持つ。
- わかれのウインク
- 敵をウインクと共に闇の中に葬る、高度な逆召喚の魔法。
- さっぱり妖精召喚
- 「さっぱり妖精」を召喚し、相手に取り憑かせる。取り憑かれた相手は、行動や言動が全て「さっぱり」になってしまうため、こちらに攻撃することなく自滅する。
- 巨人の微笑み(アニメ第1作)
- 巨人がずっとみつめてるだけの魔法。うっとうしい。
- スペシャル・パワー・アップ(アニメ第1作)
- 魔法陣の所定の位置にいる者をパワーアップさせる魔法。パワーアップは1人3種類用意されており、ランダムで選ばれるが、1つはハズレ。
- ウソ(アニメ第1作)
- 封印の魔法陣
- かつてギリを封印した魔法の不完全版。本来は300年もつのだが、ククリの魔力では数分間しかもたない。「恋するハート」に非常に近い位置にある最強クラスのグルグルだが、実はこの魔法陣の成立には非常に悲しい背景があり、このことを知ったククリはこの魔法陣自体を封印した。
- ものすごいツメみがき(アニメ第1作)
- どきどきパンプキン(劇場版)
- ハロウィンのかぼちゃのお化けのようなものが炎を吐き敵を攻撃する。複数攻撃に有効。
- おともだち召喚(劇場版)
- 魔法陣の真ん中に召喚したいおともだちの似顔絵を書くと、その友達を10分間だけ召喚することができる。
- おつきさま召喚(劇場版)
- おつきさまを召喚し、複数の星を降らす。
- れんがのおうち
- 防御系グルグル。メルヘンチックなレンガの家を召喚する。この家には実際入ることが出来、中に居る間は(並の)魔物を寄せ付けない。
- ヨンヨン召喚
- ネコジタ谷に隠されていた「浮遊の魔法陣」を復活させたもの。UFOの形をした空を飛ぶ魔神「ヨンヨン」を召喚する。ニケパーティの貴重な移動手段にして、ジュジュの思い描いた「鳥」である。
- ミグミグげきじょう
- 続きが妙に気になる寸劇を開始し、敵の動きを止める。ドキグルにおいては、アイキャッチを利用した独特の演出が評判を呼んだ。
- へびいちご
- 蔓をかたどった砲台を召喚し、イチゴ型爆弾を連射する。攻撃範囲・威力ともに申し分ない汎用型。
- プチ惑星
- 敵を重力で引き寄せ、激突させる。
- じいさん大活躍
- ククリ初のオリジナルグルグル。巨大化した爺さんがモンスターを殴る。
- くさいにおいのネコ
- 尻から「ニャン香」と呼ばれる臭いにおいを出し、敵を倒す。本来は、「じいさん大活躍」のトラウマを払拭する為に作ったグルグルだったが、かえって傷を深める原因となった。
- ブレイクビー
- ククリ自作の魔神。巨大なタイコの音で魔物のみを攻撃し、人間は元気が出る。
- すてきなおようふく
- 毛糸玉を巻きつけ、敵の動きを封じる。また、巻きつけられた毛糸玉は最終的に「ダサイ服」に変化するので、精神的なダメージも凄く大きい。
- 世界の修理人(※)
- 巨大な「目」を召喚し、大量の涙で呪いを解く。
- 妖精の迷路(※)
- 出口の無い迷路を構成し、敵を惑わせる。なお、作品中で「妖精の迷路」とは、「ヒマな時のラクガキ」を差す俗語。
- 番犬(※)
- ククリが「魔法陣の杖」を失った後に作った正真正銘の「あたしだけの魔法陣」。本来は邪魔者(敵)を追い払うものだったはずが、ククリの「深層心理」のせいで大変な事になった。
- 恋するハート
- グルグルの最高位に位置する究極の魔法陣。ミグミグ族の「ハート」を、魔法陣を越えて爆発させるもので、他の魔法陣とは異なり、魔法陣を内側から描き世界を魔法陣の中に入れる究極のグルグルである。魔王ギリを封印する唯一の手段である。作品中ではコレがククリが描く最後の魔法陣となる。
[編集] キラキラ
勇者として認められたニケだけが使える最強の光魔法。自然界の最も凶暴なエネルギーを剣の形で取り出すもの。風・水・地・火の4属性のみ。アニメ(1期)では「魔法剣キラキラ」の名で登場し、氷など、様々な物体から取り出していた。
- 自分の剣(キラちゃん)
- まだ王との契約を果たしていないニケが使っていた剣で、自分自身のエネルギーを取り出す。ニケを象ったマヌケな外見で、当初はニケの弱さを反映して剣自体が敵から逃げていたが、ニケの成長と共にパワーアップし、「ゲソックの森」では驚異的な戦闘能力を発揮した。
- 火の剣
- 普通に高めの攻撃力を有する汎用性の高い剣。若干体力の消耗が激しい。恐らく最も使用頻度が高い。
- 地の剣
- 「地上のものなら全てを砂に変え土に還す」という恐るべき効果を持ち、威力だけなら自然界最強だが、発動するまでに非常に手間が掛かる上、ケーブルで繋がれているため、敵に少しでも離れられると手も足も出ない。後半ではまったく使われなくなった。構える姿が繋がれた犬にそっくりなため、「犬の剣」「勇者びんびん物語」など、情けない呼び方をされる。ちなみにケーブルは花の王国が担当している。つまりプラナノに言えばケーブルをいくらでも伸ばしてかまわないということになるのだが、地の王は「ニケの良い行い」に応じて伸ばすようにと宣言しているため、長さはそのままである。
- 水の剣
- あまり特徴のない剣だが、火・地と比べれば出しやすい。ニケはとんでもない物から出して総スカンを食らった事もある。対ギリ戦でギリに一撃を与えた唯一の剣(しかもいい意味で最高の出し方をしている)であり、ある意味4つの剣の中で最高の活躍をしたと言える。
- 風の剣
- 「風より軽くADSLより速い」剣。他の三つと違い、マフラーとして普段から携行できる。一見使い勝手が良さそうのだが、風がモチーフなので効果は気まぐれに出たり出なかったりする。だが、効果が出れば非常に強い。クライマックスでは魔物の群を一網打尽にしていることから、かなりの攻撃力であることも確認できる。
- 勇者の剣
- 自然界の4つの剣を全て集め、4つの王に対して「勇者の拳」でツッコミを入れることで出現する究極の剣。重いため、実戦向きではない。ギリの空間に入る時はニケとククリが二人で持ったため、まるでケーキ入刀とようになってしまった。
[編集] 用語
[編集] 地名
- ジェムジャム大陸
- コーダイ国が統治している大陸。ニケやククリが旅立ったジミナ村、キタの町、闇魔法結社もこの大陸にある。
- ゲルニ大陸
- ジェムジャム大陸やコパ大陸と違い、統治する王国が少なく、部族がバラバラに暮らしている大陸。プラトー教の聖地シュギ村、魔神サイレンが眠るきりなしの塔などがある。
- コパ大陸
- 北半分はコパール王国が統治し、南半分は魔境を境に魔族が暮らしている。昔から花と緑の国といわれその景色は大変美しい。後半物語のキーとなるアラハビカはこの大陸にある。
- ピグナピナ大陸
- 最大の大陸で未知の大陸。人間の文明はあまり現存せず、わけの分からない生物が闊歩している。
- ザン大陸
- 魔王ギリが巣くう大陸。ジェムジャム、ゲルニ、コパ、ピグナピナ大陸の中心にある星型の大陸。
[編集] 職業
- ルナー
- プラトー教の巫子。代々司祭の血筋に生まれていて、現在はジュジュ。神のお告げを聞くことが出来る。
- 魔技師
- 僧侶から生まれた新しい職業。自分に全く魔力がなくても、戦うことの出来るアイテムを作ることが出来る。まだマイナーだが、発展を遂げる可能性があるらしい。
[編集] アイテム
- 魔導のメガネ
- 魔力を透視する能力を持つメガネ。
- ランヤランカ
- 具象気体が入っている箱。勇者が手を入れると剣が取り出せる。
- 具象気体
- 魔法使いによって資源を封じ込められた気体。開封すると再現される。が、あくまで具象化した物で、現実感が無い。
- 魔雷砲
- 中にカヤクソウやいかずちの水などの材料を入れ、魔物に向かって発射する。動物の怨念を詰め込んだいかがわしい物もある。
- バナナムーン
- コパ大陸の森の奥深くにある遺跡の中にある、月の光を100,950日浴びた魔石。魔力を増幅させる効果を持つ。
[編集] その他
- 闇魔法結社
- 闇魔法の最高峰であるグルグルを崇拝する闇の者で形成する結社。総裁は犬の姿をしている。
- 光魔法結社
- 勇者の育成を目的とした結社。総裁はサルの姿をしている。
- プラトー教
- ゲルニ大陸シュギ村に聖地をおくもっともポピュラーな宗教。教徒は「救世主プラトーの働きにより大地裂ける時鳥が現れ、信じるものを聖なる理想郷アナスタシアへと運ぶであろう」という伝説を信じる。また、大聖堂では3か月に1度、降神祭が行われ、神のお告げを聞く。
[編集] アニメ
魔法陣グルグルは映画を含め3度に渡りアニメーション化されている。
[編集] 1994年『魔法陣グルグル』
魔法陣グルグル初のアニメーション作品。1994年10月13日から1995年9月14日まで全45話が朝日放送系にて放映された。ストーリーは、第31話までが原作第4巻まで、第32話からはアニメオリジナルとなっている。アニメオリジナル部分にも、原作者のアイデアが豊富に散りばめられている。原作と同じように凝ったギャグが多く、アニメ作品としての意識が高かった。
- 最高視聴率 13.9%(1994年11月17日放映 第5話『ノコギリ山でダンジョン探検』)
- 平均視聴率 10.3%
広島では20%を超えた回もあり。大阪・静岡も好調だった。
[編集] スタッフ
- 企画・製作管理:本橋寿一(日本アニメーション)
- 監督:中西伸彰
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 音楽:中村暢之
- 美術監督:千葉みどり
- プロデューサー:依田正和(ABC)、田中伸明(日本アニメーション)
- 製作:本橋浩一(日本アニメーション)
- 音響監督:向山宏志
- 色彩設計:大平敬志
- 撮影監督:金沢章男、森口洋輔
- 脚本:小松崎康弘、小山眞弓、北条千夏、三井秀樹
- 演出:中西伸彰、藤本次朗、ワタナベシンイチ、石崎すすむ、酒井伸次、高田淳、善聡一郎、川島宏
- 絵コンテ:中西伸彰、ワタナベシンイチ、酒井伸次、高田淳、藤本次朗、善総一郎、川島宏、石崎すすむ、浦中和、小林常夫、佐藤浩史、斎藤次郎、松浦錠平
- 作画監督:加瀬政広、田中譲、浜田勝、野口大蔵、岡迫亘弘、原憲一、武内啓
- 制作協力:電通
- 制作:ABC、日本アニメーション
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 「MAGIC OF LOVE」 歌:TOo's(第1話~第31話)
- 「晴れてハレルヤ」 歌:奥井亜紀 (第31話~第45話)
- エンディングテーマ
- 「Wind Climbing ~風にあそばれて~」 歌:奥井亜紀 (第1話~第26話)
- 「もう止まらない」 歌:SLAP STICKS (第27話~第45話)
[編集] 放送リスト
- 旅立ち! ニケとククリの大冒険
- 真の勇者は? コーダイ城決戦
- 強敵モンスターと初対決
- 急げニケ! さらわれたククリ
- ノコギリ山でダンジョン探検
- 洞窟のボス! カセギゴールド
- 恐るべき魔法! ベームベーム
- 怪奇! キタキタ踊りの伝説
- ククリの秘密 初めてのお友だち
- 闇の少女 かくされた魔法陣!
- 闇魔法結社 ククリは神様?
- ピンチ! グルグルが描けない
- 新たなる冒険! ゲルニ大陸
- 修行開始! ククリの山ごもり
- 極めろ! レベルアップへの道
- 魔王降臨! シュギ村絶体絶命
- 戦う魔法使い ジュジュの正体!
- 第一の封印 選ばれたニケ!
- 最後の修行! ククリ試練の時
- 奇蹟! 二つの腕輪が出会う時
- さらばシュギ村! 旅立ちの時
- ブタの王子様 復活大作戦! 前編
- ブタの王子様 復活大作戦! 後編
- アッチ村騒動! 黒い絵本の怪
- 刺客! 魔界からの使者レイド
- レイド襲来! ラピの泉に願う
- ついに発見! 美しき妖精の村
- 炸裂! ククリのラブアタック
- 絶体絶命! 毒にやられた勇者
- 発見! 礼拝堂に残された遺産
- 旅立ち! 遺言に託された使命
- コッチ村のいけにえを救え!
- 目ざめろ光の力! ニケの修行
- ポトマ学園で魔法のお勉強!
- 作ろう! 伝説のグルグルパイ
- 魔法でバトル! 優勝は誰だ
- ククリに恋のライバル現る!?
- レベルアップだ! 奇蹟のネコ
- 風を呼びもどせ! 龍の住む谷
- 神秘! 村を救ったメケメケ様
- ゲイルとエナ…真の愛情物語
- 人魚の秘宝で結婚式パニック
- 打倒ギリ! パーティー結成へ
- レイドの挑戦! ニケ絶体絶命
- 最後の戦い 死闘! 魔王城決戦
[編集] 1996年『劇場版 魔法陣グルグル』
1996年4月20日、TVアニメでの好評を受け、3本立て映画『少年ガンガン・劇場アニメフェスティバル'96』の中で公開された作品。原作者のアイデアによる完全オリジナルの短編。実は『魔法大決戦』というサブタイトルが存在するが、事情により付いていないとされる。ストーリーはアニメ第1作のその後として描かれている。動員人数は最高で約28万人、合計で約167万人。
[編集] スタッフ
- 製作:本橋浩一、千田幸信
- 企画:保坂嘉弘
- 製作管理:真木透、遠藤重夫
- 監督:中西伸彰
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 音楽:中村暢之
- 美術監督:千葉みどり
- プロデューサー:田中伸明
- 脚本:三井秀樹
- 作画監督:加瀬政広
- 録音演出:向山宏志
- 撮影監督:森口洋輔
- 色彩設計:大平敬志
- 編集:名取信一
- 原画:平松禎史、山本直子、宮崎なぎさ、門之園恵美、後藤圭二、長嶋陽子、佐々木正勝、中村裕之、橋本淳一、岸本誠司、今野淑子、山崎隆、近永早苗、山本佐和子、鷲田敏弥、粉川剛、三木磨須夫、佐藤好春
- 動画チェック:野田泰宏
- 動画:坂上まりこ、橋爪恵、岡田薫、中西順子、岩水孝幸、山崎博史、植村淳、原靖徳、後藤方美、竹谷みゆき、早川千穂斗、臼井とみ子、平林孝(はだしぷろ)
- 彩色:森沢千代美、高橋直美、工藤百合子、藤田淳子、谷島香、平林和広、宮本智恵美、原井智恵、石川香織、清水まり子、粕谷しずえ、児玉淳、土屋裕美、浦山和恵、高木小百合(スタジオキリー)
- 背景:小林雅代、石山由紀、久野綾弓、牛島浩
- 撮影:阪本生長、松田昇、河原美明、田村寛(スタジオウッド)
- 音響製作:東北新社
- 効果:フィズサウンド
- 選曲:合田豊
- 録音:安藤邦夫(アオイスタジオ)
- 現像:IMAGICA
- タイトル:道川昭
- 制作担当:岩崎秀紀
- ネガ編集:上遠野英俊
- 編集助手:目黒広志、寺野剛
- 制作:エニックス、日本アニメーション
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 「金のトビラ」 歌:サトミキハラ with ラジオハート
- エンディングテーマ
- 「LOVE GOES」 歌:HIM
[編集] 2000年『ドキドキ伝説 魔法陣グルグル』
通称ドキ伝、またはドキグル。再アニメ化希望の多さから再度アニメ化されたもの。2000年4月4日から2000年12月26日まで全38話がテレビ東京系にて放映された。
タイトルの頭部は、原作の連載誌「月刊少年ガンガン」で、読者から募集して決められた。ちなみに名付け親はかつて存在した「衛藤ヒロユキ公認ファンクラブ」の会員。
第1作から補完する目的もあり、ストーリーは原作第5巻から第11巻序盤までとなっている。第1作とは違い、今作では完全デジタルアニメーションとなった。第22話や第38話は原作者の手が大幅に加わっているとされる。
- 最高視聴率 6.3%(2000年12月26日放映 第38話(最終話)『ドキドキ 伝説は終わらない』)
- 平均視聴率 4.7%
ニケ役が前作の瀧本富士子から南央美に交代されており、公式には瀧本富士子のスケジュールの都合とされているが、交代の以前から瀧本富士子と所属事務所のアーツビジョンとの間にトラブルがあったことも知られている。前作からの声優交代は以下の通り。
- ニケ:瀧本富士子→南央美
- ジュジュ:天野由梨→荒木香恵
- レイド:鳥海勝美→久保田恵
- ゴチンコ:安西正弘→小和田貢平
- サーチアイ:長島雄一→赤石広樹
- バド:増岡弘→西松和彦
- レナ:井上喜久子→栗田ひずる
[編集] スタッフ
- エグゼクティブプロデューサー:五十嵐智之(TV TOKYO)、和田洋一(スクウェア・エニックス)、本橋浩一(日本アニメーション)
- 企画プロデューサー:筧麻子(TV TOKYO)、湯浅昭博(創通エージェンシー)、田口浩司(スクウェア・エニックス)、佐藤昭司(日本アニメーション)
- 脚本:三井秀樹、松井亜弥
- キャラクターデザイン:加瀬政広
- 作画監督:野口大蔵、武内あきら、梶浦紳一郎、新田敏夫、平岡正幸、本木久年、三木俊明、加瀬政広、浜田勝、柳瀬譲二、森亜紀子、船塚純子、北原健雄、水野知巳
- 演出:高木淳、鈴木孝義、中山敦史、酒井伸次、佐々木皓一、立場良、福島利規、上原秀明、森田浩光、鈴木輪流郎
- 絵コンテ:高木淳、鈴木孝義、平山英嗣、酒井伸次、佐々木皓一、立場良、福島利規、太野和寿、北原健雄、大庭秀昭、上原秀明、森田浩光、中山敦史
- 美術監督:筒井典子
- 色彩設定:大平敏志
- 撮影監督:間嶋秋信
- 編集:浜宇津妙子(Production I.G)
- 音楽:中村暢之
- 音響監督:加藤敏
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
- 録音制作:東北新社
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- プロデューサー:東不可止(TV TOKYO)、鶴岡弘康(創通エージェンシー)、遠藤重夫(日本アニメーション)
- 監督:高木淳
- 製作:TV TOKYO、創通エージェンシー、日本アニメーション
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 「ダイナマイトヘブン」 歌:2Shy4U (第1話~第38話)
- エンディングテーマ
- 「西の空へ」 歌:Spoon (第1話~第25話)
- 「Enjoy the party」 歌:R'OSE (第26話~第38話)
[編集] 放送リスト
- ワクワク! 冒険の朝
- いけいけ! 龍の定期便
- きてきて! ククリのお店屋さん
- なぜなぜ? 盗賊だった勇者様
- キラキラ! 光の剣は勇者の証
- だいだい発見! ミグミグ族の遺跡
- クルクル! たった一人の神の踊り子
- でたでたヨンヨン! 伝説の鳥
- ゾクゾク登場! モンスターいやーんばかーん
- クサクサ! 草の精霊モゲル
- またまたおでまし! こわい顔
- マジマジ復活!? 魔神サイレン
- ふわふわ! 飛ぶこどもたち
- ビクビク! 弟子入り? 盗賊団ガバ
- なになに! くりまんじゅうとカマドウマ!?
- どこどこ!? 幻の秘宝バナナムーン
- ごちゃごちゃパーティー! これ最強?
- ソロソロ 侵入コパール城!
- ヒョイヒョイ逃げる ヤな大臣まもの!
- ガーガーアヒルに汗ダック!?
- メラメラ! 勇者よ火を盗め
- ウキウキ! コパールの休日
- プカプカドラゴン へいのうえ?
- みろみろ! 空とぶナゾの船!
- しゃかしゃか踊る! ニコピョン族
- あらあらたいへん アラハビカ
- キロキロ ウニョラー! トッピロキー!
- なぞなぞ謎のホナスの泉!?
- アレアレ!? くるっと回って悪魔がバァー
- ワオワオおどろき! 魔境の遺跡
- ラブラブ! 恋するハート
- さあさあ行くぞ! 取り戻せパンフォス
- ガンガンいこうぜ! 大バトル
- げきげき大作戦! 歌って踊って
- ヘイヘイ! お目覚め夢みるハート
- バイバイ すてきなアラハビカ
- ビシビシ鍛えろ!? 光の勇者
- ドキドキ 伝説は終わらない
[編集] 外伝
- 原作
- 全6本。
- 第2巻に1本、第3巻に2本、第4巻に2本、第13巻に1本。また外伝以外に番外編も数本ある。
- ドラマCD(1)
- 『魔法陣グルグル ~大迷惑! 熱血妖精の恩返し~』 ISBN 4-87025-805-6
- 少年ガンガン・コミックCDコレクション(5)として1995年3月24日に発売。原作者の原案による短編。ストーリーは冒険序盤にあたる。
- パッケージのアオリ文句「衛藤ヒロユキ原案・監修 完全オリジナルストーリー! マンガでは読めないぞ!」
- ドラマCD (2)
- 『魔法陣グルグル オリジナル・ドラマ ~水晶玉を取り戻せ! 暗闇の中は大コンランですゾ!!~』
- 1996年3月21日発売。ストーリーはアニメ第1作の終了後にあたる。
- 小説
- 『小説 魔法陣グルグル /~対決! マリオネード チャバイ村を救え!!~』 ISBN 4-87025-943-5
- 1997年1月31日発売。ストーリーはアニメ第2作の終盤にあたる。
[編集] 関連商品
- 原作
-
- 単行本「魔法陣グルグル」(全16巻)スクウェア・エニックス ISBN 4-87025-054-3
- フィルムコミック「TVアニメ版コミックス 魔法陣グルグル」(全5巻) エニックス
- ※TVアニメ第1作(全45話)の1~20話までを収録。1冊辺り約4話の収録であるため(巻によって収録本数は異なる)本来なら11巻ぐらいまで出版されるべきだが、6巻以降は発売されず。
- 映像ソフト
- 音楽ソフト(サントラ)
- 音楽ソフト(イメージアルバム)
-
- CD「魔法陣グルグル ~ ジミナ村の祭典~」ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD「魔法陣グルグル ~ キタキタおやじの逆襲~」ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD「魔法陣グルグル ~ 音の魔法陣~」ソニー・ミュージックエンタテインメント
- CD「魔法陣グルグル ~ キタキタ楽団の世直しツアー~」ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 音楽ソフト(ドラマCD)
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- CD「魔法陣グルグル ドラマCD ~大迷惑! 熱血妖精の恩返し~」エニックス
- CD「魔法陣グルグル オリジナル・ドラマ ~水晶玉を取り戻せ! 暗闇の中は大コンランですゾ!!~」ソニー・ミュージックエンタテインメント
- PCソフト
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- 「魔法陣グルグル スクリーンセーバー&壁紙集 for windows 3.1 & 95」タカラ
- 「魔法陣グルグル ~ふしぎクリック絵本~」(PCブック)アスペクト(現エンターブレイン) ISBN 4-89366-605-3
- 「魔法陣グルグル どきどきアニメコレクション」アスキー
- 解説書
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- 原作
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- 「魔法陣グルグルランド」エニックス ISBN 4-87025-730-0
- 「魔法陣グルグルランド2」エニックス ISBN 4-87025-834-X
- アニメ第1作
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- 「魔法陣グルグル TVアニメ版スペシャル キャラクター大百科」エニックス ISBN 4-87025-808-0
- 劇場版
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- 「少年ガンガン 劇場アニメフェスティバル'96」エニックス ISBN 4-87025-884-6
- アニメ第2作
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- 「ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル TVアニメ攻略BOOK」エニックス ISBN 4-7575-0265-6
- その他
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- 文庫本「ゲームブック 魔法陣グルグル」(エニックス文庫)エニックス ISBN 4-87025-857-9
[編集] 関連リンク
- スクウェア・エニックス(原作連載元)
- 日本アニメーション(アニメ制作元)
- 전설의 마법 쿠루쿠루(韓国;アニメ放映元)
- 魔法陣天使(台湾;アニメ放映元)
- 魔法陣天使(台湾;VCD発売元)
- Il magico mondo di Guru Guru(イタリア)
- Dynamic Italia(イタリア;漫画・ビデオソフト出版元)
[編集] 番組の移り変わり
テレビ朝日系 木曜19:30枠(ABC制作枠) | ||
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前番組 | 魔法陣グルグル | 次番組 |
平成イヌ物語バウ (ここまではテレビ朝日制作) |
怪盗 セイント・テール | |
テレビ東京系 火曜18:00枠 | ||
地球防衛企業ダイ・ガード | ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル | 地球少女アルジュナ |
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