EAST END
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EAST END | |
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出身地 | 日本 |
活動期間 | 1990年 - |
ジャンル | ヒップホップ |
レーベル | GENEON ENTERTAINMENT MUSIC |
メンバー | GAKU-MC MC ROCK-Tee DJ YOGGY MC |
EAST END(イースト・エンド)とは、1MCと2DJからなるヒップホップグループである。
1994年に東京パフォーマンスドールの市井由理とEAST ENDのメンバーによって、EAST END×YURIが結成され、1998年に活動休止。1999年にはGAKU-MCがソロでシングル・アルバムをリリースした。
Rhymester、MELLOW YELLOW、RIP SLYME、KICK THE CAN CREW、CUE ZERO、CHANNEL、DJ TATSUTA、DJ SHUHOなどが所属するFUNKY GRAMMAR UNITに在籍。
[編集] メンバー
- GAKU-MC(本名:須古 学) - MC担当。1970年10月6日、東京都保谷市(現西東京市) O型。
- ROCK-Tee(本名:角田 頼泰) - DJ担当。1970年12月8日、東京都新宿 O型。
- YOGGY(本名:鈴木 義親) - DJ担当。1970年5月5日、東京都原宿 A型。
[編集] 来歴
GAKU-MCとYOGGYは、高校1年生の時に同じクラスになり、高校2年生の時には「ファンキー・ニュー・スタイル」という生ラップ・バンドに二人ともMCで参加する。 高校3年生の頃からGAKU-MCがラップ&DJコンテストに出場し、ROCK-Teeと顔見知りになる。そして1990年にEAST END結成。
1992年にデビューアルバム『Beginning of The END』をファイルからリリース。 フジテレビ系ダンス番組『ハウス・エナジー』に出演。 フジテレビ深夜番組『どきどきしちゃう』(毎週土曜日)のエンディングの天気予報コーナーにレギュラー出演。
1993年にRhymesterの1stアルバム『俺に言わせりゃ』収録の「FUNKY GRAMMAR」にMELLOW YELLOWと共に客演。その制作をきっかけにヒップホップ・コミュニティ「FUNKY GRAMMAR UNIT」をRhymester、MELLOW YELLOWと結成。 「FUNKY GRAMMAR UNIT」発足後しばらくして、池袋チョイスにてイベント「FG NIGHT」を開始。
NAUGHTY BY NATURE来日コンサートのフロントアクトを務める。
RUN D.M.C.&ONYX来日コンサートではRhymester+FGクルーでフロントアクトを務める。
1994年2月に新宿シアターアップルで行われた市井由理(当時:東京パフォーマンスドールa.k.aパードル)のライブに、20分ほどのラップコーナーでゲスト出演。それを観ていたファイル・佐藤社長の「お前らいいから、コレやれよ」という一言をきっかけにEAST END×YURI結成。
6月にEAST END×YURI名義でミニアルバム『denim-ed soul』をファイルから発売。レコ発ライブを西麻布YELLOWで行う。
8月に『DA.YO.NE』をメジャーでシングルカット。しかし、当初のセールスは不調。ちなみに『DA.YO.NE』の歌詞はGAKU-MCとRhymester・Mummy-Dの共作。
1995年、NORTH WAVEとタワーレコード札幌店の強力プッシュにより北海道で『DA.YO.NE』がブレイク。続いて広島、九州、仙台……と、その人気は地方からぐんぐん上昇。結局『DA.YO.NE』は最高位3位をマーク。日本ヒップホップ界初のミリオンセラーを記録する。
2月に『MAICCA-まいっか-』リリース。初登場3位を記録。ベストテンに『DA.YO.NE』と『MAICCA』の2曲がチャートイン。しかし、ここで方向性の違いによりROCK-Teeがグループを脱退。
4月にシングル『いい感じ やな感じ』リリース。「オールナイトニッポン」火曜二部のパーソナリティ・スタート(2年間続く)
6月にフルアルバム『denim-ed soul 2』 リリース。一連のシングル、アルバムはすべて合わせて400万枚突破というビッグ・セールスを記録。
7月に シングル『何それ』をアルバムからリカット。Rhymesterの2ndアルバム『EGOTOPIA』収録の『Return of Funky Grammar』に参加。
ROCK-Teeが原宿にショップ「CRIB」をオープン。KICK THE CAN CREWのKREVA、RIP SLYMEのPESがバイトしていた。
12月にシングル『ね』リリース。NHK「紅白歌合戦」にヒップホップ・グループとして初出場し、『DA.YO.NE』を歌う。そのバックにはガヤとしてRIP SLYMEのメンバー等FGクルーがいた。
この年には「'95ゴールデンアロー音楽新人賞」「日本新語流行語大賞」などを受賞する。
1996年5月、シングル『日曜の朝の早起き』リリース。
市井由理がソロデビューアルバム『JOYHOLIC』をリリースしたことで、1997年EAST END×YURIとしての活動は実質的に終焉。
1998年、EAST END活動休止。以降、GAKU-MCは1999年にシングル「僕は僕でだれかじゃない」でソロ活動スタート。YOGGYは2000年からミクスチャーバンド「Food」のメンバーとして活動。ROCK-TeeはKICK THE CAN CREW、INNOSENCE、RIP SLYMEといったFG仲間をはじめ、数多くのヒップホップ作品をプロデュース。
2003年、活動再開。8月27日にシングル『ココロエ』リリース。9月24日にフルアルバム『Beginning of the Endless』リリース。
2005年6月22日、アルバム『THREEE』をリリース。
2006年5月17日、GAKU-MCが桜井和寿のコラボレーション楽曲『手を出すな!』をリリース。