KDX-III
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KDX-IIIは大韓民国の次期駆逐艦計画で開発中の韓国海軍初のイージス艦。
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開発
韓国の打ち出している機動艦隊創設の三本柱の一つであり要のイージス艦開発。設計はタレス社が担当。建造費は一隻当たり約1045億円。
KDX-IIに付けられた「李舜臣」という型名は本来はKDX-IIIに命名される予定であったが、盧武鉉政権下で反米世論が燻っている事と北朝鮮に対しての太陽政策による米韓の温度差によりイージスシステムが提供されるか不安定である為、急遽KDX-IIを「忠武公・李舜臣」と名づけたとされている。
装備
KDX-IIIに搭載予定のイージスシステム(ロッキード・マーティン社製)は、アメリカより提供予定で日本のあたご型護衛艦に搭載されているシステムから、幾つかの機能を省略したものになっている。
以下、省略されている機能。
- ソナーを含む対潜システム
- デコイ発射システム
- 慣性航法装置
- 航跡航法装置
機能を省略した事により1隻当たり209億円程あたご型護衛艦より安くなっている。 尚、対潜システムは欧州に発注されており、イージスシステムに組み込まれていないが装備は保有している(他のシステム、装置も同様)。
日本のイージス艦と異なる点として、射程500Km前後と推定されている国産の艦対地ミサイルの装備がある。
日米のイージス艦こんごう型護衛艦、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦を上回るVLS128セル、16発の艦対艦ミサイルを搭載予定。
2004年11月に一番艦の建造着工。2008年頃実戦配備の予定。
性能諸元
建造:現代重工業
同型艦
関連項目
外部リンク
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