おねしょ
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幼児から、小学生、中学生と成長するにつれ、排尿器官の成長や抗利尿ホルモンの正常な分泌などによりおねしょはしなくなっていく。年齢があがってもおねしょが治らず、継続的に続くものを夜尿症という。
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[編集] 原因
睡眠中に尿が溜まり、睡眠中であるがために意識の作用が及びにくく、無意識的に放尿するものである。通常は、膀胱の充満が神経を経由し脳に伝わり尿意となり、脳からの命令が神経を経由して排尿器官に伝わり放尿となるが、意識の作用が及ばないと、脳には伝わらず反射的に放尿となる。おむつをしている乳幼児がこれにあたる。
[編集] 夢との関係
通常は、尿意が起きると目が覚めるのだが、眠りが深く目が覚めないと夢を見て放尿することがある。遠足や遊戯をしている夢を見ていて、尿意により夢の内容が変わり、トイレや道端で用を足すものである。もちろん、放尿だけが現実であり、他は夢の中の出来事である。 夢の中で容易に用を足せる場合もあれば、トイレが見つからない、トイレ待ちの行列がある、人に見られていて用が足せない、便器が壊れている等の妨害によりなかなか用が足せない場合がある。これは尿意により、放尿したい肉体と、目を覚ましたい精神との闘いであると考えられる。つらいのを我慢して、やっと空いたトイレで放尿しても、もちろんおねしょとなる。 精神・神経の成長により、尿意により目が覚めるようになったり、夢の中で放尿してもおねしょはしなくなる。
[編集] 性的嗜好としてのおねしょ
おねしょを一種の失禁行為と捕らえ、失禁物AVの中でよくおねしょシーンがでてくることが多く、失禁行為に性的快感を覚える失禁フェティシズムの人々に好まれている。 そのためか、おねしょしている姿そのものより、おねしょをしてしまい、目覚めて失意のもと恥ずかしがる行為をフィーチャーしている作品が多い。