ゆにこん
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ゆにこんは、東日本フェリー(現リベラ)が1990年代に函館港と青森港を結ぶ航路(117km)に投入していた水中翼船またはウォータージェット推進フェリーの船名。
[編集] 水中翼船「ゆにこん」
- 就航 1990年
- 総トン数 163トン
- 全長 30.33m
- 幅 8.53m
- 深さ 2.59m
- 機関出力 7,600PS×2基
- 航海速力 43ノット
- 旅客定員 233名
- 造船所 川崎重工業(神戸)
川崎製ジェットフォイル。函館-青森間を1時間40分で運航。自動車の航送ができず、燃費が悪く、また冬季の欠航多発で採算にあわず1996年に廃止。その後、九州商船に譲渡し、「ぺがさす2」として長崎-下五島-上五島航路に就航。
[編集] フェリー「ゆにこん」
- 就航 1997年6月
- 総トン数 1,498トン
- 全長 101.0m
- 幅 14.9m
- 深さ 10.3m
- 機関出力 8,840PS/1,275rpmディーゼルエンジン×4基 ウォータージェット推進
- 航海速力 35ノット
- 最大速力 42.4ノット
- 旅客定員 423名
- 車両積載台数 乗用車106台、または乗用車78台+大型車5台
- 造船所 三菱重工業
1996年廃止の水中翼船と同じ船名を与えられるが全く別の船で、大型車も積載可能な新造カーフェリー。社団法人日本造船学会シップオブザイヤー'97受賞。函館-青森間を2時間00分で運航。燃費が悪く、また冬季の欠航多発で採算にあわず2000年11月に廃止。