アカヒゲ
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アカヒゲ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Erithacus komadori (Temminck, 1835) | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Ryukyu Robin |
アカヒゲ(赤髭) Erithacus komadori は、スズメ目・ヒタキ科(ツグミ科とも)に分類される鳥の一種。コマドリの同属近縁種で、男女群島と南西諸島だけに分布する日本固有種である。
体長は15cmほどで、スズメと同じくらいの大きさ。オスメスとも腹が灰色で背が橙色をしているが、オスは額から胸まで黒く、さらに脇腹の灰色部分にも黒のまだら模様がある。
暗い森林や沢沿いに生息するが、森林の周辺部に出てくることもある。単独かつがいで行動し、おもに地上を跳ね回って昆虫類やクモなどを捕食する。
限られた島嶼だけに分布しており、1970年に種指定の天然記念物に指定された。また、絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)、長崎県レッドデータブックで絶滅危惧IA類(CR)、鹿児島県レッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)、沖縄県レッドデータブックで希少種(亜種ホントウアカヒゲは危急種)にも指定されている。
森林開発などにより生息数は減少傾向にある。また、ハブ退治を目的として各島に導入されたマングースが島の固有種を捕食して問題となっているが、マングースの糞を調べた所ではアカヒゲとてその例外ではないことが明らかになっている。
[編集] 亜種
アカヒゲは男女群島、大隅半島、トカラ列島、奄美大島、徳之島まで分布し、ホントウアカヒゲは沖縄本島に分布する。ホントウアカヒゲのオスは額が橙色で、脇腹の黒いまだら模様が不明瞭である。
ウスアカヒゲは先島諸島に生息するとされるが、繁殖期に見られないことから、アカヒゲの越冬個体群の可能性が指摘されている。
なお、学名の種小名が"komadori"(コマドリ)なのは、事務的な手違いでコマドリと互い違いになったことによる。
[編集] Sibley分類体系上の位置
スズメ目>スズメ亜目>スズメ小目>ヒタキ上科>ヒタキ科>ヒタキ亜科>ノビタキ族
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