アディエマス
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アディエマス (ADIEMUS) とは、イギリスのコンポーザー/アレンジャー、カール・ジェンキンスが、古くからのバンドメイトで盟友でもあるマイク・ラトリッジと共に結成した前衛クラシック音楽ユニット。
南アフリカ共和国出身の女性ヴォーカリスト、ミリアム・ストックリーのヴォーカルをメインに、架空言語「アディエマス語」を用いたスキャットや重層的かつリズミックなコーラスアレンジメントを特徴とし、さながら架空の民族音楽(実際にはミリアムが得意とするアフリカ系の言語をベースとする)といった雰囲気の音楽性を持っている。ミリアム・ストックリーは4枚目のアルバムの後にアディエマスを離れている。
元々はジェンキンス/ラトリッジの両名が手がけた、デルタ航空のCMソングが各方面での絶賛を浴びたことによって人気が高まったのがデビューのきっかけ。 日本ではNHKが放映したドキュメンタリー番組「世紀を越えて」のテーマ曲「世紀を越えて / Beyond The Century」で一躍有名になっている。 2006年3月21日・22日には、彼らの3回目の東京公演が渋谷オーチャードホールで上演された。