イボタノキ
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イボタノキ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Ligustrum obtusifolium | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
イボタノキ |
イボタノキ(水蝋樹・疣取木)は、モクセイ科の落葉低木。各地の山野に自生。
- 樹高:1.5~2m
- 枝:灰白色で新枝には細毛がある。
- 葉:対生し、長さ2~5cmの楕円形。
- 花:初夏、ギンモクセイに似た芳香ある筒状で先の四裂した白い小さな花を、総状に小枝の先に密集して咲かせる。
- 実:晩秋に直径6cnほどの楕円形の核果で紫黒色に熟す。
- 利用
- 樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する「いぼた蝋」は蝋燭の原料に用いる。
- 材はきめが細かく楊枝などを作る。器具の柄などに用いる。薪炭材。
また、ライラックを栽培する場合に、台木として用いられる。そのため、気をつけないと、ライラックを購入して栽培しているつもりで、いつの間にか芽吹いたイボタの方を育ててしまい、花色がおかしいとか言うことになる場合がある。
[編集] イボタノキ属
- ネズミモチ L. japonicu
- トウネズミモチ L. lucidum
- ミヤマイボタ L. tschonoskii
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク