インターネットコミュニティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インターネットコミュニティは、WWW等のインターネットのアプリケーションを通じて利用者間でメッセージのやり取り等を行って議論したり交流を行う仮想的な場(コミュニティ)の総称。コミュニティの語には特に、その集団の結束の固さ、メンバー間の親密さ、相互に協力的な姿勢、などを示唆するために用いられることもある。
電子掲示板、チャット、メーリングリスト、ウィキ、ネットニュースや、これらの組み合わせによって成立しているものが多い。利用者同士の話し合いで編集を行ったり、規則(ネチケット)を制定したりするウィキペディアもコミュニティの一種だと言える。
その前史は、IP以前の草の根BBSやUSENET、fj.*他のネットニュース、後者から分化したメーリングリストに求めることができる。インターネットが一般に普及してきて、コミュニティへの参入者が増え、新しいコミュニティも多く形成された。
一方で、犯罪予告など悪意を含んだ書き込みがされる2ちゃんねるといった匿名掲示板や、出会い系サイトによる殺人事件など負のイメージもある。
[編集] コミュニティサイト
コミュニティサイトとは、Webコミュニティともいい、インターネット上で多数の人が、それぞれに自分のスペース、家、もしくは空間を持ちながら、不特定人数の参加者と自由に会話を楽しみ、交流し、情報交換のできるサイトのことである。
代表的なものには、mixi、夢里村、アバターコミュニティ、Jenka.com、ガーラフレンド、gooコミュニティ、関心空間、チョイックス、MSNコミュニティなどがある。女性・主婦向けでは、ダイエット☆マメグラフ、とくっち.comがある。家族向け・子供向けではマグネットがあるが、ブログサービスサイトに転換した。
コミュニティサイトは、アメリカ合衆国で始まった試みであるが、最近では、okwaveのように誰もが参加する質問回答コミュニティからはじまって、Apple Support Discussions、プロフェッショナル アソシエイツなどのように、特定の目的を持つ人たちが知恵を出し合う試みも行われている。