エンゲルベルト・フンパーディンク (歌手)
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エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck, 1936年5月2日 - )はポピュラー音楽の歌手。本名はArnold George Dorseyで、第二次世界大戦中に父が駐屯していたインドで育った。
芸名はドイツの作曲家エンゲルベルト・フンパーディンクに由来する。
甘いマスクでバラードを得意とするフンパーディンクはしばしば「キング・オブ・ロマンス」と称され、1960年代から1970年代にかけて女性を中心に絶大な人気を誇った。「リリース・ミー」、「ラスト・ワルツ」、「愛情の花咲く時」、「地平線のかなたに」、「太陽は燃えている」などのヒット曲がある。
フンパーディンクはジェリー・ルイスやディーン・マーティンの物真似が得意で、しばしばステージでその隠れた才能を披露している。
2004年に自伝を出版し、華麗な女性遍歴を赤裸々に告白し話題を呼んだ。また2005年には新作「レット・ゼア・ビー・ラブ」を発表し、東京国際フォーラムで11年ぶりとなる来日公演を行った。
彼の代表曲である「リリース・ミー」はイギリスで56週連続チャートインし、ギネスブックにも掲載された。