オリヴァー・ナッセン
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オリヴァー・ナッセン(Oliver Knussen, 1952年6月12日 - )はイギリスの作曲家、指揮者。ロンドン交響楽団首席コントラバス奏者の父を持つ。ジョン・ランバートに作曲を学び、後にベンジャミン・ブリテンから激励を受けた。マサチューセッツ州の夏季タングルウッド音楽祭では、数年に渡りガンサー・シュラーの下で学んだ。後年、1986年から1998年までタングルウッド音楽祭で現代音楽部門の部長を務めた。
16歳の時、ロンドン交響楽団を指揮して自作の交響曲第1番(1966-1967)を初演し、指揮デビューを果たした。ハーグ・レジデンス管弦楽団の首席客演指揮者(1992-1996)の他、オールドバラ音楽祭の准芸術監督(1983-1998)、ロンドン・シンフォニエッタの音楽監督(1998-2002)ならびに桂冠指揮者を歴任。
主な作品に、「交響曲第2番」(1971年、タングルウッドでマーガレット・グラント賞受賞)、「ウィニー・ザ・プーのハミングと踊り」 (1970-1983)、「大地の海」(1972-1973)、「オフィーリアのダンス」(1975)、「トランペット」(1975)、三部作「秋の歌」「カンタータ」「ソーニャの子守歌」(1975-1977)、「走行」(1979)、「交響曲第3番」(1973-1979)などがある。また1980年代の主要作品に、2つの児童オペラ「かいじゅうたちのいるところ」「ヒグレッティ・ピグレッティ・ポップ!」があり、いずれもモーリス・センダックの台本による。
後妻スー夫人との間に娘ソーニャを授かる。スー・ナッセンは、イギリスの公共放送局で音楽番組のプロデューサーや制作指揮のほか、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の教育監督も務めたが、2003年に他界している。追悼音楽「スーへの歌」は、2006年にシカゴで世界初演された。