ケブラドーラ・コン・ヒーロ
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ケブラドーラ・コン・ヒーロとはプロレス技のひとつ。
走ってくる相手に対して、正面からやや身体を倒しつつ自分の左手を相手の左の脇の下に、右手を右の脇の下に入れる。相手の走る勢いをそのまま回転させる方向に置き換え、身体を270度回転させて落下させる。その際に片ひざ立ちになり、突き出した右足(腿)あたりに相手の背中を叩きつけるという痛め技。スピード感にあふれる技のひとつで、フィニッシュには至らないことが多いが試合のシチュエーションをチェンジする際に用いられる。
回転を加えなければペンデュラム・バックブリーカー(振り子式背骨折り)となる。
ルチャリブレで多用される技であり、ケブラドーラ・コン・ヒーロはスペイン語で「回転させつつの破壊」という意味。日本では風車式背骨折りと呼ばれ、バックブリーカーの一種に分類される。
日本にこの技が浸透したのは、初代タイガーマスクが好んで使用していたためである。
[編集] 派生技
- ターボドロップ
- 相手を膝の上に叩き付けるのではなくそのまま肩の上まで持ち上げ、自らも旋回しつつ放り投げる。ジム・スティールの得意技。
[編集] 参考項目
- アルゼンチンバックブリーカー
- カナディアンバックブリーカー
- シュミット式バックブリーカー
- ワンハンドバックブリーカー
- ペンデュラム・バックブリーカー