シーボーギウム
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分かっている性質 | |||||
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名称, 記号, 番号 | シーボーギウム, Sg, 106 | ||||
分類 | 遷移金属 | ||||
族, 周期, ブロック | 6 (VIA), 7 , d | ||||
色 | 不明; おそらく光沢のある銀白色 |
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原子量 | [266] amu | ||||
電子配置 | [Rn]5f14 6d4 7s2(推定) | ||||
電子殻 | 2, 8, 18, 32, 32, 12, 2 | ||||
相 | 固体(推定) | ||||
同位体 | |||||
263Sg {syn.} | 半減期0.9秒 | ||||
266Sg {syn.} | 半減期21秒 |
シーボーギウム(Seaborgium):原子番号106の元素。元素記号はSg。安定同位体は存在せず、半減期も短い。超ウラン元素、超アクチノイド元素であるが、その物理的、化学的性質はタングステンに類似するらしい。原子価は、6価らしいことは分かっている。
[編集] 歴史
1974年、ローレンス・バークレー国立研究所(アメリカ合衆国)でアルバート・ギオルソ等によって発見された(同年、ソ連のドゥブナ合同原子核研究所が発見したとの報告例あり)。1997年に、物理学者Glenn T. Seaborg(グレン・シーボーグ)からこの名が付けられた。1994年にこの名前が提唱されたが、生存している科学者の名前を用いるということで、不適当だ、と却下された。シーボーグが死去した後にこの名前が付けられた。