スティーヴン・クレイン
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スティーヴン・クレイン(Stephen Crane,1871年11月1日-1900年6月5日)は、アメリカの作家・詩人。ニュージャージー州ニューアーク生まれ。シラキュース大学在学中に書き始めた中篇『街の女マギー』でデビューするが、全く売れず。南北戦争を舞台にした『赤い武功章』で、ようやく作家としての地位を確立する。その後、キューバ動乱、ギリシア=トルコ戦争などに従軍し、その時の体験をもとにした『オープン・ボート』などの作品で好評を得るが、借金苦やアルコールで体を壊し、28歳の若さで病死した。
アメリカ自然主義文学の先駆者として、ヘンリー・ジェームズ、ジョゼフ・コンラッドら同時代の作家からの評価は高く、フォークナー、ヘミングウェイら後代の作家に与えた影響も大きい。
ビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットに登場することでも有名。
[編集] 主要著作
- 『街の女マギー』"Maggie:A Girl of the Streets"(1893年)
- 『赤い武功章』"The Red Budge of Courage"(1895年)
- 『黒い騎手』"The Black Riders"(1895年)-詩集
- 『ジョージの母』"George's Mother"(1896年)
- 『青いホテル』"The Blue Hotel"(1896年)
- 『花嫁イエロー・スカイに来る』"The Bride Comes to Yellow Sky"(1896年)
- 『第三のすみれ』"The Third Violet"(1897年)
- 『オープン・ボート』"The Open Boat"(1898年)
- 『怪物』"The Monster and the Other Stories"(1899年)
- 『戦争はやさし』"War is Kind"(1899年)-詩集
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説家 | 1871年生 | 1900年没