スベン・オットケ
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スベン・オットケ(Sven Ottke,1967年6月3日-)はドイツ人元プロボクサー。元IBF、WBA世界スーパー・ミドル級王者でIBF世界の王座を連続21度防衛した。またプロ戦績は34戦34勝と生涯無敗を貫いた。
華麗なテクニックがあるわけでも、一発強打があるわけでもなく、非常に地味なファイトスタイルを持つが、堅実な試合運びと際どい判定に助けられながら不敗記録を樹立した。
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[編集] 来歴
世界選手権で銅メダルを獲得したり、オリンピックの代表に2度選ばれるなどアマチュアボクシングではトップ選手として活躍。
1997年3月22日、29歳と遅いプロデビュー戦を6R判定勝ちで飾る。同年、12月13日にはドゥッセルドルフでアリ・サイディを10R判定で下しドイツライトヘビー級王座を獲得。
翌年の1998年5月30日にはアジミール・ボイノビッチの持つWBCインターコンチネンタルライトヘビー級王座に挑戦し12R判定勝ちし王座を獲得。さらに、年末の10月24日にチャールズ・ブリュワーの持つIBF世界スーパーミドル級王座に挑戦し12Rを判定で競り勝ち、初の世界タイトルを獲得する。
2003年3月15日にはバイロン・ミッチェル(WBA同級王者)とIBF、WBA王座統一戦を行い、12R判定勝ち(2-1)で統一王者に輝く。同時にIBF王座の17度目の防衛に成功。
2004年3月27日のIBF、WBA世界スーパーミドル級王座防衛戦を持ってボクシングを引退。現在はゴルフのインストラクターを目指している。
[編集] 戦績
- アマチュアボクシング:308戦256勝47敗5分
- プロボクシング:34戦34勝6KO無敗
[編集] 獲得タイトル
- ドイツライトヘビー級王座
- WBCインターコンチネンタルライトヘビー級王座
- WBA世界スーパー・ミドル級王座
- IBF世界スーパー・ミドル級王座