テーバイ
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テーバイ(Θήβαι)は、古代ギリシアの都市国家(「テーベ」と呼ばれることもある)。アイオリス人が建設した、ギリシア中部のボイオティアに位置するポリス。オイディプスにまつわる神話などで知られている。紀元前6世紀、アテナイと国境争いをしてペルシャ戦争ではペルシャに味方した。紀元前4世紀初頭にペロピダス・エパメイノンダスがギリシャの覇権を握っていたスパルタの傀儡政権を倒し、その後スパルタをレウクトラの戦いで破って覇権を得たが、紀元前362年のマンチネアの戦いでエパメイノンダスが戦死して後衰退し、フィリッポス2世に破れた後、紀元前335年アレクサンドロス大王に破壊された。
紀元前316年、カサンドロスによって再建されたが、ローマに支配されて以後は繁栄することがなかった。
テーバイ軍には友愛で結ばれた兵士達によって構成された精鋭部隊である神聖隊があった。