トーマス・メゼロウ
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トーマス・メゼロウはアメリカ合衆国の弁護士。アマチュアボクサー。マイケル・ジャクソンの2005年の裁判を引き受けた事で有名。
[編集] 略歴
ハーバード大学卒。カリフォルニア大学法科大学院卒。マイケル・ジャクソンが2003年に逮捕後、マイケルの弁護を引き受けたが、当初のメディアの報道はもはやマイケルは間違いなく有罪であるかのような報道であった。2003年の12月の時点でマイケル側から弁護依頼は来ていたようであるが、正式に受け持つ事が明らかにされたのは2004年の4月であった。裁判は非常に加熱したが、彼の弁舌は素晴らしく、マイケルの疑惑に対する証言の全てに矛盾点があることを指摘し、マイケルの無罪を証明した。2005年の無罪判決後、「真実は正された。彼は無実だった。初めからそうだった」と勝利宣言を出した。その後もしばらくはマイケルに雇われていたが、「私は刑事裁判で弁護をする人間である」という信念があったため、マイケルの下を離れた。ただし個人的なつきあいは続けていくようだ。裁判中はマイケルのみならず彼に関しても、髪が長いとか変な報道が付きまとっていた。